- NFTアーティストSeneca(セネカ)ってどんな人なの?
- Seneca(セネカ)とBored Ape Yacht Clubの関係は?
- Seneca(セネカ)は今どんな活動をしているの?
こんな疑問にお応えします。
NFTアーティストのSeneca(セネカ)は、NFTコレクションの中でも有名なBored Ape Yacht Club(BAYC)コレクションのメインデザイナーです。
Bored Ape Yacht Clubコレクションは、類人猿をモチーフとしたNFTアートであり、多くの著名人によって購入されたことで知名度が急増しました。
本記事では、BAYCのデザイナーであるSenecaについて徹底解説していきます。
本記事でわかること
- NFTアーティストSenecaの経歴
- Bored Ape Yacht ClubとSenecaの関係
- Bored Ape Yacht Clubの概要
NFTアーティストSenecaの経歴を知ることで、NFT業界へ関わるメリットも感じられることでしょう。
これからNFTに触れる方にもわかりやすく解説するので、ぜひご覧ください。
NFTアーティストSeneca(セネカ)とは
世界的に名高いBored Ape Yacht ClubのメインデザイナーSenecaは中国系両親の間に生まれました。
上海で育ち、生まれ故郷であるアメリカに戻った後にロードアイランド・デザイン学校へ通う選択をします。
卒業後はフリーランスのイラストレーターとしてニューヨークを拠点に活動を始め、主にキャンペーンや広告向けの2次元アニメーション用のキャラクターをデザインしていました。
Senecaの作品は、ときにファンタジックで、生き生きとしたデザインが特徴的でした。
Bored Ape Yacht Club(BAYC)のデザイナーに大抜擢
Seneca(セネカ)は、世界的に知名度があるBored Ape Yacht Clubのメインデザイナーに抜擢され、NFTアートを通して才能を発揮します。
Bored Ape Yacht ClubにSenecaを推薦したのは、Bored Ape Yacht Clubを運営するYuga Labs社の共同CEOであるニコール・ミュニズ氏。
ミュニズ氏は、大学時代のSenecaのポートフォリオに目を止め、数々の業界・企業とSenecaを繋いだクリエイティブ系のエージェントです。
Senecaを「テーマやプロジェクトに応じていろんな絵を描ける数少ないアーティスト」と評価していました。
またYuga Labsの共同設立者Gargame氏も、Senecaの描くキャラクターの「表情豊かさ」を高く評価しました。
こうして作品への高い評価を受けて、SenecaはBored Ape Yacht Clubのメインデザイナーに大抜擢されました。
SenecaのBored Ape Yacht Clubでの活躍
2021年8月、SenecaがデザインしたNFTがNBA選手であるStephen Curryにより55ETH(約2000万円)で購入されました。
今では累計1050億円の取引額を達成しているBored Ape Yacht ClubのNFT。
彼女は「荒廃した街で自分の家の隣にサルが住んでいる」と想像して、特徴的な類人猿NFTを描いたといいます。
Bored Ape Yacht Clubに関わっているデザイナーはSenecaだけではありませんが、サルの身体そのものは彼女が描いています。
しかし、Bored Ape Yacht Clubというビッグネームに隠れてしまい、Senecaの名前は多くの人に認知されませんでした。
とはいえ、類人猿NFTを描いたメインデザイナーはSenecaであることは事実であるため、今後の活躍が楽しみです。
Senecaの新しい挑戦
Bored Ape Yacht ClubのメインデザイナーであるSenecaは、2021年12月4日に自分名義では初のNFT作品「Iconoclast」シリーズを披露しました。
合計5作品のシリーズとなる作品のうち、4作品はイーサリアムで発行されてオークション形式の販売となりました。
結果的に4作品は合計23.7ETH(約1000万円)で売却されます。
注目が集まっている5作品目は、2022年2月中にまもなく公開されるとSenecaから Twitter上で報告がありました。
Remember I had one last piece from my genesis collection that never got out? well, I think it's time.
LITTLE ONE @SuperRare💎
soon. pic.twitter.com/v85UcKcnJV— 👁👁👁෴෴෴סּ ͝סּ ͝סּ ͝ ˢᵉⁿᵉᶜᵃ (@allseeingseneca) February 17, 2022
今後も新たな作品のリリースが注目されていますが、NFT市場の後押しにより一層の活躍が期待されます。
Senecaの転機となったBored Ape Yacht Club(BAYC)とは
Senecaがメインデザイナーを務めたBored Ape Yacht Clubとは、類人猿をモチーフにしたデジタルアートによるNFTプロジェクトです。
アメリカのYuga Labs社が運営しており、コレクションの作品は合計1万個以上存在します。
2021年4月より、世界最大級のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaで販売を開始しました。
コレクションの取引総額は2022年1月時点で1050億円を突破しており、世界でも大きな注目を浴びているプロジェクトの1つとなりました。
Bored Ape Yacht Club(BAYC)の今後の将来性
Bored Ape Yacht Clubは成功をおさめ、次の2つのコレクションが新たに誕生しました。
- Mutant Ape Yacht Club
- Bored Ape Kannel Club
簡単に解説していきます。
Mutant Ape Yacht Club(MAYC)とは
類人猿がモチーフになるのは変わりないのですが、Mutantという名の通り、「突然変異した猿」がデザインされているNFTです。
最大2万個のコレクションであり、Bored Ape NFT保有者にエアドロップされました。
また、NFTマーケットプレイスのOpenSeaでも購入できるNFTなので、気になる方はチェックしてみましょう。
Bored Ape Kennel Club(BAKC)とは
Bored ApeのペットとしてBAYCの会員へ発行された子犬のNFTです。
当コレクションはOpenSeaで販売することができますが、ニ次販売となるためロイヤリティが発生します。
このロイヤリティによる収益は、慈善団体へ寄付される仕組みとなっています。
MAYCやBAKCのように、今後も様々な展開をみせてくれるであろうYuga Labs社に注目してみましょう。
NFTアーティストSenecaのまとめ
本記事では、NFTアーティストであるSenecaについて解説しました。
本記事の要約
- SenecaはBored Ape Yacht Clubのメインデザイナー
- Senecaの作品がNBA選手のStephen Curryによって約2000万円で購入される
- 自身初のNFTコレクションが4作品で1000万円の価格がつく
Bored Ape Yacht Clubのビッグネームに隠れていたこともあり、類人猿のメインデザイナーがSenecaであることは多く知られていません。
しかし、NFT市場がさらに拡大しSenecaの知名度が上がるのは時間の問題でしょう。
近日(2022年2月18日現在)公開されるNFT作品も話題となっていますが、今後新しくリリースされるSenecaの作品に期待しましょう。