メタバースとNFT・仮想通貨の関係性とは?メタバース関連のおすすめ仮想通貨も紹介!

オンラインの世界のみならず今世界中で注目を集めているメタバース。

Facebookが社名をメタとしたことによって、世界へ一気に話題を広げました。

しかし「一体メタバースとは何なの?」という方も多いのではないでしょうか?

そこで本稿では「メタバースの基本情報」から「仮想通貨やNFTといった新しい技術との関連性」まで幅広く解説していきます。

そもそもメタバースとは?

まず、メタバースとは”超越”を意味する「メタ」と、”世界”を表す「ユニバース」を組み合わせた造語で『仮想空間上にある3次元世界』のことを指します。

くおりん
要はインターネット上の仮想世界・仮想空間サービスのことを指します。

この仮想空間では人間がアバター化することで、

  • イベントへの参加が可能
  • 人とのコミュニケーションが可能
  • 欲しい服の試着が可能
  • バーチャル会議への参加が可能

になるなど、オンライン上で様々なことが行える画期的な空間です。

まとめると、オンライン上で「1つの世界の中で複数のユーザーと交流できる」というのがメタバースの大きな魅力になります。

メタバースとNFT・仮想通貨/ブロックチェーンの関係性

メタバースとNFT・仮想通貨/ブロックチェーンの関係性を解説していきます。
まず、メタバースにNFTが使われる前までは、以下のように複数の課題が残っていました。
  • デジタルコンテンツの売買が不可能
  • 所有権がないため改ざんや複製が簡単にできる
  • サービス終了後に保有中のアイテムの価値が無くなる

つまり、メタバース上でNFTのブロックチェーン技術を使うことでアイテムの売買が成立するわけです。

また、メタバース上で取引を行う際に仮想通貨を使うことで、国を跨ぐ取引がスムーズに行えるようになります。

メタバースが注目されている4つの理由

メタバースは仮想通貨の1つであるNFTと深い関係があることがお分かりいただけたかと思います。

次に「そもそもメタバースがなぜ注目されているのか」という理由も解説します。

理由①:メタバースを通した仕事やビジネス

注目されている理由として「既に大手の企業がメタバースに参入している」ことが挙げられます。

2020年にはコロナウイルスが世界的に流行し、2021年には社会的なあり方を変えていかざるを得なくなりました。

そうしたあり方の1つがメタバースだと言えます。

メタバース上での「ライブチャット」や「ワークスペース」の提供が開始されています

更に、ゲームやアートなどの分野ではNFTを使ったビジネスが行われており、従来の金融システムとは異なるDeFiなども注目を集めています。

理由②:仮想通貨の投機としての注目

メタバースの世界ではブロックチェーンを使うことが前提となります。

このブロックチェーンを使った仮想通貨というのはメタバース内での通貨として利用されているのです。

さらに、NFTを使った様々なサービスが提供されていることから、現在はメタバースなどで使われる銘柄が軒並み価格を上昇させています。

こうした状況は投資家からすればビジネスチャンスだと言えるのです。

特にメタバースやNFT関連銘柄は短期的に見れば下がることもありますが、長期的には右肩上がりの相場となっています。

理由③:Facebookが社名を「メタ」に変更

世界的な企業である「Facebookが社名をメタへと変更しメタバース業界へと参入」しました。

その第一弾となっているのが「Horizon Workrooms」です。Horizon Workroomではメタバース上でのワークスペースやライブチャットを提供したものです。

これまでメタバースと言えばゲームを初めとしたエンターテイメントが主流でしたが、Horizon Workroomsの登場によってエンターテイメント以外にも用途があることを示して見せたといえます。

理由④:VR技術の向上

メタバースが大きく注目されたのは「VRの技術が高まった」ことも要因の一つです。

VRとは仮想空間のことで2020年に大きく話題となりました。

この技術をさらに発展させたことによって「メタバース」が生まれたといえます。

簡単に違いをお伝えしておくと、VRは従来の立体空間の中で、個人が楽しむものに対し、メタバースは仮想空間の中で他の人と関わりを持つことが可能になるのが大きな違いになるでしょう。

VRとメタバースは似ているようで全く違う空間となります。

メタバース関連のおすすめ暗号資産(仮想通貨)4選

ここではメタバース関連のおすすめ暗号資産(仮想通貨)4選をご紹介します。

メタバース関連の仮想通貨とは、

これから紹介する仮想通貨には既にメタバース上での取引にも使われている通貨もありますが、メタバース市場の成長と共に注目度が上がってくるであろう仮想通貨についても紹介します。

それぞれの仮想通貨の基本的な特徴や将来性、また通貨としてのこれからの期待度・注目度などをまとめています。

①:MANA

出典:公式サイト

通貨(トークン)名MANA(マナ)
ティッカーシンボル・単位MANA
公式サイトURLhttps://decentraland.org/
購入できる主な国内取引所国内の取引所では取り扱いなし
購入できる主な海外取引所バイナンス/コインベースなど

MANAの基本情報

MANA(マナ)は「Decentraland」内で使える独自トークンになります。

Decentralandはイーサリアムのブロックチェーンを利用したVRのプラットフォームのことです。

この中で使えるのがMANAという仕組みになっています。

DecentralandはVR空間内の土地や建物、アバターなどのすべてがNFT、そのためNFTを使って土地や建物などを売買できます。

また、ユーザーが自分で新しくアイテムやコンテンツ作成も、それらもNFTとして販売できるのが特徴です。

MANAの特徴・将来性

Decentralandは開発のスタート時点から注目を集めていて、ICOに登録した時点で2400万米ドルを短期間で集めたことで話題となりました。

順調に計画そのものも進んでいるため、2021年になって一気に価格を20倍にしたという実績も持っています。

世界の大手企業がメタバースへの参入を続々と表明していることもあり、そのプラットフォームであるDecentralandを持つMANAは将来的な見通しも明るいといえるでしょう。

ただしイーサリアムのスケーラビリティの問題もあり、手数料が高くなっているという懸念点もあります。

②:ENJ

通貨(トークン)名Enjin Coin(エンジンコイン)
ティッカーシンボル・単位ENJ
公式サイトURLhttps://enjincoin.io/
購入できる主な国内取引所コインチェック/GMOコイン
購入できる主な海外取引所バイナンス/コインベースなど

ENJの基本情報

エンジンコインはオンラインゲーム内で使われる、コミュニティ作成プラットフォームになります。

シンガポールにある企業が運営しているのでが、オンラインゲームをしている人にとっては有名な仮想通貨です。

Enjinというプラットフォーム内で利用できる通貨となっていて、ここではアイテムの売買が出来るようになっています。

NFTを利用したゲーム内売買のプラットフォームとして高い人気があるため、最近では個人投資家の間でも人気が出ているそうです。

ENJの特徴・将来性

エンジンコインは様々な大手企業と協業することが発表されています。

例えばマイクロソフトや、サムスンなどが代表的なところでしょう。

さらに世界中で人気の高いマインクラフトとも提携し、Enjin版となるEnjin Craftという稼働しています。

通常のマインクラフトとは違い、1つ1つのアイテムに希少価値が定められていて、ユーザー間で自由に売買できるようになっているのです。

また国内の取引所にも上場されるなど、将来性としてはかなり安定したものだと言えるでしょう。

③:SAND

出典:公式サイト

通貨(トークン)名SAND(サンド)
ティッカーシンボル・単位SAND
公式サイトURLhttps://www.sandbox.game/jp/
購入できる主な国内取引所国内の取引所にて取り扱いなし
購入できる主な海外取引所バイナンス

SANDの基本情報

NFTゲームであるThe Sandbox内で使える通貨がSANDです。

The Sandboxは仮想空間の中で、アバターを使って自由に遊べるゲームになります。

大雑把にお伝えするのなら、マインクラフトに似たゲームだと考えて良いです。

ゲーム内のアイテムや鳥などを取引するために使われています。

運営から提供される無料のツールを使って自作のキャラクターやアイテムなどを作ることもでき、それらを販売できることが魅力の1つだと言えるでしょう。

SANDの特徴・将来性

SANDは2021年の1月には、価格が0.1ドル程度しかありませんでした。それが急激に成長を遂げています。

その理由としてはThe Sandboxのユーザー数が増えたことや、取引所が増えているという点があげられるでしょう。

またソフトバンクが資金提供をしたというニュースも話題になり、国内の仮装通貨トレーダーなどにも注目される通貨の一つになりました。

NFTを取り扱うゲームとしては、かなり知名度が高いことも明るい材料だと言えるでしょう。

④:Axie

通貨(トークン)名Axie Infinity(アクシー インフィニティ)
ティッカーシンボル・単位AXS
公式サイトURLhttps://axieinfinity.com/
購入できる主な国内取引所国内の取引所にて取り扱いなし
購入できる主な海外取引所バイナンス

Axieの基本情報

Axie Infinityはベトナムの会社が運営しているNFTゲームとなります。

世界でも最も人気のあるNFTゲームとも言われていて、そこで利用する通貨となるのがAxieです。

ゲームの内容としては自分のモンスターを育成し、バトルで勝利をすると報酬を得るという形になるので、ポケモンに似たゲームだと考えるといいでしょう。

2021年10月時点で既に170万人以上のプレイヤーを獲得しており、海外では同ゲーム内の収入だけで生活をする人もいるそうです。

Axieの特徴・将来性

NFTゲームとしてAxie Infinityは圧倒的な人気を誇ります。

このゲーム内通貨であるAXSの将来性というのは、ゲームそのものに依存しているのが特徴でしょう。

短期から中期的に見れば人気がありますし、今後もその流れが加速していくと予測できます。

ただし長期的に見た場合、ゲームには流行り廃りがあるため、いずれ注目されなくなる時がくるかもしれません。

そうした時にどのように対応するかが重要になってくるでしょう。

Decentraland(ディセントラランド)の始め方

最後にメタバースで有名なDecentraland(ディセントラランド)について見ておきます。

VRプラットフォームと呼ばれるもので、ゲーム内のものすべてがNFTとして作成されているのです。

そのためゲーム内の土地やアイテムなど、すべてがユーザー間で取引できます。

すでに一部の方ではかなりの高額で土地売買が行われており、これからもっと取引はどんどん加熱するものと思われます。

このDecentralandの始め方を紹介していきましょう。

国内の取引所の口座開設・入金

Decentraland(ディセントラランド)内で使用される暗号資産はMANAです。

残念ながらまだ国内取引所での取り扱いがないため、バイナンスなどを利用しなければなりません。

このバイナンスは日本円での決済ができないので、先ずは国内の暗号資産の取引所に口座を開設してください。

国内の暗号資産の取引所はいくつかありますが、コインチェックが代表的でしょう。

口座を開設したあとは入金を行なって、実際に暗号資産を入手します。

コインチェックから海外の仮想通貨取引所へ送金

仮に国内で暗号資産を購入できるコインチェックに口座を開設したとしましょう。

先程お伝えしたように、開設した口座に入金をして暗号資産を手に入れます。

NFTはほぼイーサリアムが使われます。売買をするためにはイーサリアムを選択しておくと問題ありません。

この暗号資産を海外取引所へと送金してください。(手順は各取引所のマニュアルを参照してください)

海外の暗号資産取引所へと送金したあとは、MetaMaskというウォレットを使っていきます。

海外仮想通貨取引所からMetaMaskへ送金

MetaMaskはイーサリアム系のウォレットです。

ビットコインは利用できないので、その点だけは注意してください。

なぜMetaMaskが必要かというと、Decentraland(ディセントラランド)と連携ができるためです。

実際にゲームをスタートさせるには、MetaMaskとの連携が必須になります。

ゲストとしてお試しプレイをするだけなら必要ありませんが、本格的に楽しみたいのなら不可欠ですのでアカウントを作っておきましょう。

Decentralandに登録

MetaMaskのアカウントを作り、口座へイーサリアムを入金しておくと、Decentraland(ディセントラランド)がスムーズにスタートできます。

Decentraland(ディセントラランド)の登録は、公式のウェブサイトにアクセスしてGET STARTEDとある場所をクリックしてください。

そこでMetaMaskとの連携をすることになります。

この登録が終われば自分のアバターを作り、ユーザー登録を行えばすぐにプレイできるでしょう。

まとめ

2021年になってにわかに注目されたのがメタバース。

メタバースが注目されているのが、仮想通貨にも使われるブロックチェーンを利用することで、より信頼性が増したという点です。

さらにメタバース内での通貨として、仮想通貨と密接な関係にあります。

既に複数のメタバース関連仮想通貨は、個人投資家の間でも高く評価されていて投資の対象としても見られているほどです。

特にNFTとの関係が深く、仮想通貨はメタバース内では既に欠かせない存在となっています。

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