ウルス・フィッシャーとは

7億円の彫刻を造るアーティスト!NFTコレクション「CHAOS」を手掛けるウルス・フィッシャーとは?

世界で最も有名なNFTアーティストと表現しても過言ではないBeeple(ビープル)氏や、世界的オークションハウスに史上初のNFTを出品したMAD DOG JONES(マッド・ドッグ・ジョーンズ)氏など、数々のアーティストがNFT業界で活躍をみせています。

様々なジャンルで活躍するアーティストがNFT業界で名をあげている中、彫刻アーティストもNFT市場へ参入しているのをご存知でしょうか。

本記事では「7億円もの彫刻販売の実績をもつウルス・フィッシャー(Urs Fischer)氏と彼が手掛ける作品」についてご紹介します。

本記事の内容は以下のとおりです。

  • ウルス・フィッシャーの人物像と功績
  • ウルス・フィッシャーが手掛けるNFTコレクション「CHAOS」の詳細
  • NFTコレクション「CHAOS」の購入方法

2021年から急激な成長をみせるNFTへの理解と今後の将来性を感じられる記事となっています。

ウルス・フィッシャー氏について全く知見がない方にも、わかりやすく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!

ウルス・フィッシャーとは

ウルス・フィッシャーとは
出典:Euphoric

ウルス・フィッシャー(Urs Fischer)氏はニューヨークを中心に活躍している芸術家です。

1973年にスイスで生まれ、大都市チューリッヒにあるSchule fur Gestaltungという学校でフォトグラフィーを学んでいました。

そして1993年、当時19歳だったウルス・フィッシャー氏は、オランダの首都であるアムステルダムへ移住。

その後はロンドン・ロサンゼルス・ベルリン・ニューヨークと場所を転々としながらアーティストとしての活動を続けました。

ウルス・フィッシャー氏の作品はカテゴリーにとらわれることなく、彫刻や写真、インスタレーションなど、あらゆる表現手法で自身の価値観を表現してきました。

ときに壊的な表現を反映した作品は、ウルス・フィッシャー氏の作品の特徴と捉えられるようになります。

メディアで紹介される作品の多くは空間を有効に使ったインスタレーション作品であり、ダイナミックかつ大胆に活動している芸術家です。

ウルス・フィッシャーの功績

ウルス・フィッシャーとは

ウルス・フィッシャー氏の特徴的で多くの人々の関心を寄せる作品は、非常に高い評価を受けており、価値と仕事のパートナーにも影響を及ぼしています。

たとえば、これまで披露されてきた作品の中で最も価値が付けられたのは、2011年にオークションにかけられた「無題(ランプ・ベア)」という作品でした。

ウルス・フィッシャーとは
出典:AFPBB News

頭にランプを被った黄色いクマを表現した作品は、重さ約15.7トンにもなる巨大な作品にも関わらず、682万ドル(約7億5千万円)もの高額で落札されました。

他にも独創的な作品を創作しており、中でも2003年に披露された「What if the Phone Rings」はロウで造られた作品に火を点火して展示され大きな話題となりました。

もちろん、時間の経過とともにロウは溶けてしまうため、2度と同じ作品を見ることはできません。

しかしウルス・フィッシャー氏は火で溶けて変化する作品と展示されている空間そのものを含めて、1つの作品として表現しました。

このようなウルス・フィッシャー氏の独創的な作品は多くのコレクターやオークションハウスから評価され、有名ブランド「ルイ・ヴィトン」の目にも留まることになります。

有名ブランド「ルイ・ヴィトン」ともコラボ作品を販売

2021年1月1日、ウルス・フィッシャー氏とルイ・ヴィトンがコラボし、新作コレクション「ルイ・ヴィトン×ウルス・フィッシャー」を世界同時発売します。

世界的に有名な老舗ブランドのルイ・ヴィトンとコラボしたことで、ウルス・フィッシャー氏の名は世界に広がりました。

現在も作品を創作し続けており、2021年春には、2017年に制作した「Things」という銀色のサイをモチーフにした作品が300万ドルで出品されました。

また、世界のメガギャラリーとして知られる「Pace Gallery」とウルス・フィッシャー氏が提携し、NFTコレクション「CHAOS」を立ち上げました。

 

 

2021年7月には、Pace GalleryのウェブサイトでCHAOSコレクションのオンライン展示会が開催され、世界各地から多くの注目を集めることとなります。

以上のように、ウルス・フィッシャー氏は作品の価値評価はもちろんのこと大手企業との関係を築きながら活躍のステージを広げている芸術家です。

ウルス・フィッシャーのNFTコレクション

ウルス・フィッシャーとは
出典:OpenSea

数々のジャンルで価値ある作品を創造してきたウルス・フィッシャー氏は2021年よりNFT業界へ参入しました。

日常的に使用される物を2つ組み合わせて表現されたNFT動画作品は、「CHAOS」コレクションとしてリリースされました。

同年4月11日、競売アプリのFair Waring(フェア・ウォーニング)に自身の初のNFTとなる「CHAOS #1 Human」が出品されました。

ウルス・フィッシャーとは
出典:OpenSea

CHAOSコレクションは全部で501種類のデジタル彫刻作品で構成されており、NFTマーケットプレイスOpenSeaで販売されているCHAOSコレクションNFTは115点あります。

これまでの総取引額は372ETH(約1億1千万円:2022年5月現在価値)と、需要の高さが伺えるNFTコレクションです。

2022年5月現在、公式HPでは#135の作品までの公開となっており、今後も新たなNFT作品が公開されるようなので新たな情報に期待しておきたいところです。

ウルス・フィッシャーのNFT購入方法

ウルス・フィッシャーとは

ウルス・フィッシャー氏のNFTは、世界最大級のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaで購入できます。

購入手順は以下のとおりです。

  1. 国内取引所でETHを購入
  2. MetaMaskを作成し、ETHを送金する
  3. OpenSeaへアクセス
  4. OpenSeaへMetaMaskを接続する
  5. 欲しいNFTを検索して作品を選択
  6. 購入手続きを進める

とはいえ、出品されているほとんどの作品は、「Make offer」での購入となります。

「Make offer」とは、購入者が購入希望金額を提示し、販売者の合意が得られれば取引が成立する販売方法です。

過去に取引が成立している作品も少ないため、CHAOSコレクションが高額での取引を希望している可能性も十分にあります。

しかし、過去に取引が成立している作品も出品されているため、CHAOSコレクションに興味がある方はオファーしてみるといいでしょう。

ウルス・フィッシャー氏のまとめ

ウルス・フィッシャーとは
出典:Euphoric

本記事では、2021年よりNFT業界へ参入した芸術家であるウルス・フィッシャー氏について解説しました。

本記事の要約

  • ウルス・フィッシャー氏は空間を大胆に使い、自身の価値観をダイナミックに表現するアーティスト
  • ウルス・フィッシャー氏が創作した作品で最も高価な作品は、約7億5千万円で取引された
  • ウルス・フィッシャー氏はCHAOSと呼ばれるNFTコレクションを制作・運営しているアーティスト

数々の芸術家が参入しているNFT業界ですが、未だ市場は黎明期にあるため、今後もNFT作品の価値が高騰する可能性が十分にあります。

ウルス・フィッシャー氏が運営するCHAOSコレクションも例外ではなく、これまでの実績を評価しているコレクターや投資家が購入準備を整えてくるでしょう。

NFT市場が成熟してしまえば、手が届かないほどの価値まで高騰する可能性があるので、比較的需要が少ないタイミングからの作品購入をおすすめします。

 

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