NFTアート3つの作り方!NFTアート作成の仕方から出品までの具体的な流れも解説

最近、ニュースや新聞などのメディアで取り上げられることの多いNFT。

きっとあなたも「NFTアートを作成して稼ぎたい!」と思っていることでしょう。

そこで本稿では「NFTアートの具体的な作り方」と「出品するまでの流れ」を詳しく解説します。

NFTアートを作成して取引を行ってみたいという方はぜひ参考にしてください!

NFTアートとは?

NFTアートとは「作成した画像や音楽データなどをNFT化して作られた作品」のことです。

くおりん
NFTって一体何のこと?という方はこちらから

従来のデジタル作品は簡単に複製できたので、作品自体の”希少性”を十分に担保できていませんでした。

しかしNFTはブロックチェーン技術によりデジタル作品が唯一のものであると証明できるため、作品の希少価値を上げることに成功しました。

このように、NFTの誕生によって唯一性が保証されたデジタル作品は資産価値が大きく向上し、時に高額取引が行われるようになったことから多くのクリエイター達が続々とNFT市場に参入した経緯があります。

 

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NFTアートの具体的な3つの作り方

ここからは「NFTアートを自分でも作って出品をしてみたい!」という方に向けてNFTアートの3つの作り方を紹介します。

作り方①:紙に描いた絵をスキャニングする

1つ目の作り方は紙のアート作品をそのままアップロードする方法」です。
手順としては、以下のとおりです。

  • 紙のアート作品のアップロード方法
    1. 紙に絵を描く
    2. 絵をスキャニングしてデジタルデータに置き換える
    3. 画像加工・お絵かきアプリで必要に応じてデジタル加工する

このように手書きでも簡単にアップロードしてNFTアートとして出品できます

作り方②:ペイントツールを使って作成する

2つ目の作り方は「ペイントツールを使ってアート作品をアップロードする方法」です。

ペイントツールは何でも良いですが、主にPhotoshopかIllustratorなどのツールがよく使われています。

有名なキャラクター「ドット絵」のコレクションである「CryptoPunks(クリプトパンクス)」も一般的なペイントツールを使って描かれています。

関連記事:【NFT】CryptoPunks(クリプトパンクス)とは?特徴や買い方、ドット絵の作り方や取引最高額も解説!

作り方③:プログラミングを使って作成する

3つ目の作り方はプログラミングを使ってアップロードする方法」です。

この作り方はプログラミングができる方でないと難しいためおすすめはできません。

なお、このときに使われる主なプログラミング言語は「Solidity」や「Processing」。立体的なアート作品の作成が可能です。

NFTアートを出品する具体的な流れと方法!【簡単5ステップ】

ここからはあなたが作成したNFTアートの出品までの流れを5つのステップに分けて解説していきます。

出品をすること自体はそこまで難しくはありません。これから紹介する手順に沿って進めていけば全く問題ありませんよ!

手順①:仮想通貨の取引所に口座を作る

まずは仮想通貨の「取引所」または「販売所」で自分の口座を作る」ことから始めましょう。

NFTアートの売買は「イーサリアム」または「イーサリアム関連通貨」と呼ばれる仮想通貨で行われます。

そのため、イーサリアムを取り扱える取引所または販売所で口座を作る必要があることを覚えておいてください!

たとえば、ビットフライヤーやビットバンクなどの取引所で口座を作れるほか、コインチェックやGMOコイン、DMM Bitcoinなどの大手販売所でも口座を作れます。

なお、仮想通貨を取り扱う会社には、取引所と販売所の2種類があることには注意が必要です。

以下に、仮想通貨の「取引所」と「販売所」の違いを紹介します。

くおりん
すでに「仮想通貨の取引所と販売所の違い」を知っている方は読み飛ばして「手順②」に移ってください!

仮想通貨の取引所の基本情報

仮想通貨取引所とは仮想通保有者間で売買を行うプラットフォーム」のことを指します。代表的な取引所は「ビットフライヤー」や「ビットバンク」などが挙げられます。

取引所では買い手と売り手の需給が合えば売買取引が成立する仕組み。

裏を返すと、自分で指定した価格では買い手がいない場合には売買が成立しません。

取引所では買いたい価格を自分で自由に設定できるので、安く入手できることがメリットです。

仮想通貨の販売所の基本情報

仮想通貨の販売所とは交換業者が仮想通貨の購入または売却を行うプラットフォーム」のことを指します。

例えば、DMM Bitcoinやコインチェック、GMOコインが有名どころの販売所です。

基本的に販売所での取引には手数料は掛かりませんが、手数料の代わりに「見えない手数料」ともいわれているスプレッド(売り値と買い値の差)が掛かる点は注意しておきたいところ。

交換業者があいだに立って売買を行うため、取引所よりも簡単にやり取りができることがメリットです。

ただし、スプレッドが広いため取引所で購入するよりも割高であることがデメリットといえます。

手順②:イーサリアムを購入する

取引所または販売所で口座を開設したら、NFT売買で必要になる「イーサリアム」を購入します。

ただし、このタイミングに必ず購入しなければいけないわけではありません。というのも、出品時に必要な分だけ購入する方法もあるからです。

手順③:イーサリアムをメタマスクに送金

イーサリアムを購入したらMetaMask(メタマスク)と呼ばれるウォレットアプリに送金をしましょう。

くおりん
MetaMask(メタマスク)はいわゆる「仮想通貨のお財布」です。

販売所や取引所で開設した口座内でも購入したイーサリアムを管理できますが、専用のウォレットアプリで管理をしたほうがセキュリティ面で安心とされています

というのも、通貨を管理していた販売所や取引所がハッキング被害を受けた場合、その通貨の存在が危険にさらされる、もしくは取り出せなくなるリスクがあるためです。

また、数あるウォレットアプリのなかでもメタマスクを推奨する理由には以下の要因が挙げられます。

  • イーサリアムが管理しやすい
  • 登録や設定がシンプル
  • 日本語対応されている

 

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手順④:NFTマーケットプレイスでアカウント登録

メタマスクに入金が完了すれば、次はNFTアートを取引するためのNFTマーケットプレイスへのアカウント登録」を行います。

くおりん
NFTのマーケットプレイスとはNFTアート・音楽・コンテンツ作品など様々なジャンルのNFT売買が行える取引市場です!

中でもおすすめしたいのが圧倒的なユーザー数を誇る「OpenSea(オープンシー)」というNFTマーケットプレイス。

OpenSeaでアカウントの作成ができれば、出品まではもうすぐ目の前ですよ!

 

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手順⑤:マイコレクションのページから作品を出品

OpenSeaのアカウントやメタマスクとの連携が完了すれば、

Webサイト内にあるマイコレクションの「Create a collection」から自分のコレクションページを作りましょう。

「Create a collection」は作品の陳列棚のようなものです。作ったコレクションから右上の「Add item」で作品が作れます。

あとはデータをアップし、作品名の入力をして「Create」を押せば完成です。

なお、OpenSeaで出品できるデータ形式はjpgやpng、gif、mp4などで、3Dの形式にも対応しており、最大100MBまでのデータを出品できます。

また、作品を出品する度に手数料がかかるわけではありません。はじめに出品するときのみシステム使用料を支払う形になります。

NFT作品の値段は出品時に付けることになり、システム手数料がかかるのもこのときです。

NFTアートの作成や取引をする前に知っておきべきこと

今後NFTアートを作成して売買したいと考えている方は、事前にいくつかのポイントを押さえておく必要があります。

ここからはNFT売買を行う前に最低限押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。

ポイント①:年齢制限について

NFTアートの取引には「年齢制限が設けられている」ことを覚えておきましょう。

NFTアートの作品を売買するためにはイーサリアムといった仮想通貨を使用します。

そのため、仮想通貨の取引所での口座開設や仮想通貨のウォレットアプリのダウンロード、さらにマーケットプレイスのアカウント作成をする必要があります。

仮想通貨を購入すること自体は未成年でも可能ですが、国内の取引所では未成年が口座を開設するのを規約違反としています。

そのため、20歳未満の人は自由にNATアートの売買ができない仕組みになっています。

くおりん
海外の一部の取引所では18歳以上であれば口座を開設することができますが、セキュリティ面の対策が不十分なことが多いのであまりおすすめできません。

ポイント②:手数料(ガス代)について

NFTアートを出品する側も「ガス代」といわれる手数料がかかります。

NFTアートを作ったは良いものの「ガス代(手数料)が高くて断念した」なんてことが起こらないように注意しましょう。

ポイント③:税金について

仮想通貨と同じくNFTアートを出品して稼いだ場合は雑所得として税金がかかる」ことを知っておきましょう。

雑所得は合計で20万円を超える場合に確定申告が必要です。

そのため、株式や不動産投資などほかの投資をしていて収益を出している方は特に気をつけましょう

以下の記事でNFTの税金事情について詳細が記載されていますので、気になる方は以下の記事を参照ください。

 

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NFTアートの作り方まとめ

NFTアートは世界中から注目を浴びており、市場に出品することで大きな収入を得られるチャンスは十分にあります。

手軽にNFTアートを出品してみたい方には、手書きで描いてスキャンする方法かペイントツールを使って描く方法がおすすめです。

より凝ったデザインのアート作品を作りたい方には、プログラミングをして描く方法もあります。

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