ハイブランドのNFT導入例を一挙公開！NFTによるリアルファッションとバーチャルの融合

コラム

昨今、話題沸騰中のNFT。

ファッション業界の名だたるブランドが続々と「NFT」や「メタバース市場」に参入しています。

あなたが好きなファッションブランドがNFTやメタバース市場に参入しているかもしれません。

本記事では、以下の2点をわかりやすく紹介します。

  • ファッションブランドがNFT市場に参入している理由
  • NFTやメタバース市場に参入した有名ファッションブランド

最新動向も紹介していますので、ぜひ本記事でチェックしてみてください！

目次

近年の積極的なハイブランドのNFT市場の参入

近年、ファッション業界の中で「NFT」は新しいフロンティアと言われています。

その理由は以下の2点が考えられます。

  • 若い世代を中心にオンラインで自己実現したいという欲求が強まっている
  • アパレル業界全体の環境負荷が大きい

メタバース上でオシャレしたい

2021年10月Facebook社が社名を「Meta」に変更したように、世界全体のメタバースへの注目が高まっています。

新型コロナウィルスによる在宅ワークが働き方の主流となりました。働き方だけではなく、学校の授業や飲み会などのコミュニケーションでもZoomが積極的に使われています。

そして、今後の就業を始めとするコミュニケーションスタイルとして、メタバースが注目されています。

現在でも若い世代は、テレビよりもTwitterやInstagramなどのSNS、Youtubeなどを余暇で楽しみ、一日の大部分をそういったオンライン上の営みの中で過ごしています。

今後、メタバースが主流となる世界となったら、一日中自分のアバターを使って仮想世界で時間を過ごす人が増えるのは想像に難くありません。

そうなると、いずれ自分のアバターにおしゃれな服を着せたいというニーズが高まることが考えられるでしょう。

ハイブランドメーカーはそういった人々のニーズを敏感に察知し、NFTやメタバース市場に続々と参入してきています。

バーチャルのファッションは環境に優しい

実はファッション業界は環境へ有害な影響を与えています。

国連貿易開発会議によると、ファッション業界は世界第二位の汚染産業とみなされています。(参考：国際連合広報センター)

そのような背景の中で『デジタルファッション』が注目されています。

バーチャルな世界の中のデジタルファッションは物理的な素材等を必要せず、リアル以上に表現の豊かさを楽しむこともできます。

環境問題に敏感なラグジュアリーブランド企業は、環境に負荷をかけず多様なアートの表現が可能なデジタルファッションに注目しているのです。

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NFTやメタバース市場に参入した有名ファッションブランドの事例

では、具体的に有名なファッションブランドがNFTをどのように活用しているかを見てみましょう。

LuisVitton(ルイ・ヴィトン)

出典：ルイ・ヴィトン

2021年、ルイ・ヴィトンでは、創業者「ルイ・ヴィトン」氏の生誕200年を記念して、「LOUIS200」というイベントが開催されていました。

その一環として、2021年8月4日、NFTを利用したゲーム「LOUIS THE GAME」がリリースされています。

このゲームでは、NFTがあたる抽選に参加するための応募券をゲットできます。応募券は「ゴールデンポストカード」と呼ばれています。

「LOUIS THE GAME」にはNFTアートが30作品含まれていて、そのうち10作品はデジタルアーティストのBEEPLE(ビープル)氏が制作したものです。

BEEPLE氏といえば、2021年3月に「EveryDays The first 5000 days」というデジタル作品が約75億円で落札された有名なアーティストです。

ゲームは各地に散らばっているキャンドルを集める内容で、現在もプレイができます。

おしゃれなゲームを楽しみつつ、NFTアートを楽しむのも良いかもしれません！

 

LOUIS THE GAME
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Beeple（ビープル）

GUCCI(グッチ)


出典：Christies

GUCCI(グッチ)は2022年2月1日に初のNFTコレクションをリリースしました。

アメリカのアートトイメーカーである「スーパープラスチック」とコラボレートして「スーパーグッチ」を発売しています。

スーパーグッチは3段階で展開されるシリーズで、現在は第一シリーズの提供中。限定250のNFTがOpenSeaで販売されています。

スーパープラスチックのオリジナルキャラクターである「クリプトジャンキー」にGUCCI(グッチ)のパターンやシンボルなどのモチーフが取り入れられています。

また、NFTにはイタリアで手作りされた実物のセラミックフィギュアも付属しています。

オンラインストアでは即完売し、現在はOpenSeaで扱われています。

出典：OpenSea　SUPERGUCCI MIMESIS – #4

また、GUCCIは2022年2月に、The Sandbox(サンドボックス)上のバーチャルな土地「LAND」を購入したことでも話題となりました。

スーパーグッチのプロジェクトが今後、The Sandbox内でなんらかの形で利用されていくのかはまだわかりません。しかしGucciの積極的なNFT参入は見ていて楽しいものがありますね！

Burbery(バーバリー)

出典：バーバリー公式

Burbery(バーバリー)は2021年8月に「ブランコス・ブロックパーティ」というブロックチェーンゲーム内でNFTコレクションを販売しています。

ブランコス・ブロックパーティはアメリカの「Mythical Games」という会社が開発しているゲーム。

ビニール人形のデジタルアバター「ブランコ」を利用して、さまざまなゲームを楽しめるのが魅力です。

ゲーム内で購入できるバーバリー・ブランコのNFTは以下の通りです。（発売と同時に即完売）

  • Shaki B(シャッキーB)
  • Jetback(ジェットパック)

ブランコス・ブロックパーティは現在無料でプレイできます。(アイテムの購入は有料です)

今後、Burbery(バーバリー)が再びバーバリー・ブランコを発表するかどうかはわかりません。

今後のNFTリリースが気になる人はブランコス・ブロックパーティをダウンロードしてプレイしてみるのも良いでしょう。

ブランコス・ブロックパーティ

Dolce&Gabbana(ドルチェ＆ガッバーナ)

ドルチェ＆ガッパーナは2021年9月に「コレツィオーネ・ジェネシ」というNFTコレクションをデジタルマーケットプレイスUNXDでオークション販売しました。

2021年8月28日にコレツィオーネ・ジェネシがベネチアで開催されたドルチェ＆ガッバーナのクチュールイベントで初めて公開されました。

UNXDとはファッションNFTのマーケットプレイスで、雑誌VogueとWIREDの元編集者たちによって構築されました。

販売された高級オートクチュール品のNFTは全9点で、そのうち5点がリアルとデジタル両方に対応しています。

ドルチェ＆ガッパーナ以外にもNFTだけではなくリアルのスニーカーを申請できるなど、実物とNFT両方の提供が始まっています。

リアルとバーチャル両方でファッションを堪能できる機会は今後もっと増えていくでしょう。

また、ドルチェ＆ガッパーナは2022年2月にメンバー限定NFTコミュニティ「DGFamily」を立ち上げました。

メンバーになるには「DGFamily Boxes」と呼ばれるNFTを購入する必要があります。

UNXDによるとメンバーになることで限定スワッグパックなど現物とデジタル上の特典を受け取れるようです。

今後、ドルチェ＆ガッパーナがフィジカルとデジタルの融合をより進めていくことは確かだと考えられます。

まとめ

本記事では「なぜハイブランドがNFT導入を進めているのか」「具体的にどのような導入のされ方をしているのか」について紹介しました。

NFTの人気の勢いは当分衰えないのは確かです。

今後はラグジュアリーブランドだけではなく、様々なブランドがNFTとのコラボレーションを進めることが考えられます。

高級ブランドのNFT導入の仕方を知ることで、ファッションはもちろんNFTにもアンテナを高くすることができるでしょう！

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