「最近話題のブロックチェーンゲームをやってみたいが英語ばかりで読めない……」
このようにお悩みの方もなかにはいらっしゃるのではないでしょうか?
ブロックチェーンゲームは海外製のものも多いですが、日本語対応している人気の作品もいくつかあります。
そのうちの1つが、今回紹介するCryptoNinjaです。
本稿ではCryptoNinjaがどのようなゲームなのか、遊び方やどんな方におすすめなのかなどを紹介していきます。
日本語に対応したブロックチェーンゲームをやってみたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
CryptoNinja(クリプトニンジャ/忍者)とは?
CryptoNinjaとはエバーシステム株式会社が運営している、ブロックチェーン型ブラウザゲームです。
イーサリアムブロックチェーンを活用したイーサリアム版を2018年に、IOST版にローンチしたものを2019年にリリースしています。
ブロックチェーンの仕組みを活用して、アイテムやゲーム履歴などのデジタル資産を管理することにより、取得データが消える心配なく遊べるものとして注目を集めています。
CryptoNinjaでは自分の分身となる忍者(アバター)を作成し、自陣の城を防衛したり相手の城に攻め込んで独自のトークンである「EG」を奪い合ったりするゲームです。
戦略性も大きく関わってくるため、幅広い遊び方がある点が大きな特徴となります。
アイテムやコスチュームを購入するためには、仮想通貨であるETH(イーサリアム)が必要となります。
CryptoNinjaにおけるEGとは
CryptoNinjaではEGと呼ばれる独自のトークンが通貨として使われます。
EGは忍者や城の強化、アイテムの購入などさまざまな場面で使われます。
CryptoNinjaではこのEGを奪い合うようなかたちで対戦を行い、勝てば報酬としてEGが振り込まれて負ければ報酬額の半額程度のEGを支払わなくてはいけません。
EGはETHでも購入可能であり、100EGあたり0.001ETHと非常に安く購入できます。
EGが無ければプレイを開始することもできないため、最初に初期投資としてEGを購入しなければいけません。
ただし、その後のゲームの勝率が高ければ追加でEGを購入する必要もないため、上手くやればお金をかけずにゲームを楽しむことも可能です。
CryptoNinjaの主な特徴
CryptoNinjaはほかのブロックチェーンゲームにはない、さまざまな魅力があります。
ここからはCryptoNinjaの主な特徴を3点紹介していきます。
特徴①:プレイ履歴やアイテムが全て記録される
CryptoNinjaブロックチェーンゲームであるため、プレイ履歴や取得したアイテムなどがすべてデータ上に記録されます。
従来のオンラインゲームはゲームを運営している会社のサーバーに、ユーザーの情報が書き込まれるかたちでした。
しかし、サービスが終了した場合や何らかの要因でサーバー内のデータが消えてしまった場合には、プレイ履歴や取得したアイテム・課金アイテムなどもすべて消えてしまいます。
その点、ブロックチェーンゲームではデータを複数のブロックで管理しているため、データ消失の心配がないだけではなく、改ざん行為やチート行為などのリスクも減らせます。
課金額が大きくなっても喪失する心配がないため、安心してプレイできるという特徴をもちます。
特徴②:遊び方の幅が広い
CryptoNinja の2つ目の特徴としては遊び方の幅が広い点があります。
CryptoNinjaは主に相手の城に攻め込む「Attack」と自陣の城を防御する「Guard」の2つのモードで遊べます。
Attackの場合は忍者のレベルを上げるだけではなく、罠を避ける潜入ルート選びなどの戦略を練る必要があります。
Guardの場合も、どのような手順で相手が攻め込んでくるのかを読んで、罠を配置するといった高い戦略性を求められます。
戦略によって何を強化してどのようなアイテムを入手するのかが異なるため、遊び方の幅が広く自由度の高いゲームとなっています。
特徴③:サポートも含めすべて日本語対応
CryptoNinjaの最大の特徴は、サポートも含めてすべて日本語対応しているところにあります。
英語表記の多いブロックチェーンゲームのなかで、サポートもすべて日本語対応しているものは多くありません。
プレイ画面はもちろん、なにかトラブルがあった際に日本語で対応してくれると分かっていれば、日本人ユーザーは安心してプレイできるでしょう。
また、ゲーム内にある「Help」からは遊び方の確認やよくある質問、公式Twitterへのリンクなども日本語で表記されているので安心です。
CryptoNinjaの遊び方
CryptoNinjaは2種類のモードと、城・忍者のレベルアップが楽しめます。
CryptoNinjaは遊び方の幅が広いため、以下に主な4つの遊び方の詳細をまとめました。
Attackの遊び方
Attackは、相手の城に攻め込んでEGを奪い取るといったモードです。
城に配置されている罠をかいくぐって、ゴールを目指します。
遊び方としてはゲーム画面のメニューから「Attack」を選択し、対戦ユーザー(潜入する城)を選びます。
その後、潜入する忍者を自分が所有している忍者から選択し、潜入ルートを選びます。
潜入ルートは主に5×8マスのなかからゴールへの道順を自由に選んで、進みます。
道中、対戦ユーザーが仕掛けた罠のあるマスを通ってしまうと、忍者にダメージが入って体力が減ってしまいます。
ゴールにたどり着く前に罠で体力が全て削られてしまうと敗北となり、EGを報酬の半額程度支払わなくてはいけません。
罠を避ける潜入ルート選びはもちろん、罠に耐えうるように忍者を強化することも重要です。
Guradの遊び方
Guardは自分のもつ城にAttackを選んだユーザーの忍者を潜入させて、ゴールにたどり着くことを阻止するモードです。
遊び方としては、画面のメニューから「Guard」を選択し、城のカスタマイズを行います。
城はAttack同様5×8マスのルートがあり、マス上に罠を仕掛けて忍者の潜入を阻止します。
罠は無属性の罠と属性を持つ罠の2種類があり、それぞれで効果が異なります。
罠を設置できれば、次に潜入成功時のEGの報酬額を決めます。
無事対戦相手の潜入を阻止できれば、設定した報酬の半額分を受け取ることができます。
ただし、設置した罠は戻ってこないため罠にかけた金額よりも低い金額で報酬額を決めてしまうと、大幅に損をする可能性があります。
忍者のレベルアップ
忍者は主にAttackで使用され、城への潜入を繰り返すことでレベルアップをしていきます。
レベルアップをした忍者は体力が増え、罠を突破できる確率が上がります。
一定上のレベルになると属性効果が付与され、有利を取れる属性罠のマスを通過した際のダメージ量が大幅に少なくなります。
また、忍者は基本的にEGで購入することになり、さまざまなコスチュームを着用した忍者が用意されているため、コレクション性が高い点も大きな特徴です。
忍者のデータはブロックチェーン上に記録されるため、一度取得すればデータを失うことはありません。
城のレベルアップ
忍者と同様に、Guardで主要になってくるものが城のレベルアップです。
城は対戦ユーザーからの潜入を受けるたびに、レベルが上がっていきます。
城のレベルアップによる効果は設置した罠の効果を大きくさせることであり、潜入した忍者へのダメージをアップさせます。
罠は一度設置すると発動の有無にかかわらず使えなくなってしまうため、相手の潜入ルートを読んでなるべく最小限の罠で潜入を阻止することが理想といえるでしょう。
城の入手にもEGが必要であり、一つひとつがトークン化されています。
そのため、名前や見た目・ステータスなどが同一のものであっても、唯一性が証明されているためデータの改ざんや複製といったことはできません。
ブロックチェーン上にデジタル資産として残せる点も、大きな特徴といえるでしょう。
CryptoNinjaはどんな人におすすめ?
CryptoNinjaにはさまざまな特徴がありますが、どのような方に向いているのでしょうか?
以下に、CryptoNinjaのプレイを楽しめる傾向にある方の特徴をまとめました。
①:ゲーム自体を楽しみたい方
CryptoNinjaはゲーム性が高いため、ゲーム自体を楽しみたい方におすすめです。
ブロックチェーンゲームの中には投資的な楽しみ方ができるものも多く、投資目的でプレイする方もいます。
しかし、CryptoNinjaはあくまで独自トークンであるEGを奪い合う内容であるため、投資には向いていません。
その代わり、戦略性や対戦といったゲーム性が高いため、戦略ゲーム自体を楽しみたい方にはおすすめです。
②:イーサリアムを購入できる口座を持っている方
CryptoNinjaを始める際にはETH(イーサリアム)が必要となります。
そのため、ETHを購入できる口座をお持ちの方はすぐに始められるのでおすすめです。
ETHは仮想通貨の中でも主要な通貨の一つでもあり、さまざまなゲームやNFTのマーケットプレイスなどでも取り扱われています。
CryptoNinjaだけではなくほかのブロックチェーンを遊びたい方は、ETHを購入できる取引所の口座を作っておくとよいでしょう。
また、口座をつくるだけではなく、ETHを送金できる専用のウォレットも作成しておくことをおすすめします。
③:日本語に対応したネットゲームを遊びたい方
CryptoNinjaの特徴の1つが日本語対応であるため、日本語に対応したネットゲームを遊んでみたい方にはおすすめです。
日本語に対応しているブロックチェーンゲームが少ないなかで、クオリティが高くサポートも含めて日本語対応しているゲームの1つがCryptoNinjaとなります。
初めてブロックチェーンゲームをする場合でも安心してプレイできるため、初心者の日本人ユーザーには最適だといえるでしょう。
また、低コストで始められてシンプルな操作性をもつため、手軽にブロックチェーンゲームを楽しみたい日本人の方におすすめのゲームとなります。
CryptoNinjaの始め方
CryptoNinjaを始めるためにはEGを購入するためのETHが必要となります。
そのため、まずはETHを購入するための準備から始めましょう。
以下に、簡単な始め方の手順をまとめました。
手順①仮想通貨取引所の口座を開設する
まずは、ETHを取り扱っている仮想通貨取引所の口座を開設します。
仮想通貨取引所は国内・海外それぞれに有名なものがあり、その多くはETHを取り扱っています。
どの取引所を選ぶかはユーザーの自由となりますが、初めて口座を作る日本人ユーザーには「コインチェック」がおすすめです。
コインチェックでは国内でも大手の取引所であり、ユーザー数も多くサポートも充実していることが特徴です。
選んだ取引所の手順に従って、口座を開設しましょう。
手順②イーサリアムを購入する
次に、仮想通貨であるETH(イーサリアム)を購入します。
入金方法はさまざまありますが、それぞれで手数料が変わってくるため自分に都合のよい方法で入金を行いましょう。
日本円を入金したらETHを購入することになるのですが、ETHのレートは日によって変わってきます。
ETHは人気の銘柄でもあるため比較的高額になる傾向があるため、事前にレートを調べておくとよいでしょう。
手順③メタマスクを取得する
次に、ETHを各サービスで使いやすくするためにメタマスクと呼ばれる仮想通貨のウォレットを取得します。
ウォレットとは仮想通貨を取り扱う際に使うものであり、取引所が銀行だとするならウォレットは各サービスにお金を持ち歩ける財布のようなものです。
メタマスクの取得方法はさまざまですが、CryptoNinjaを始めるならChromeのブラウザ拡張機能での取得がおすすめです。
手順④CryptoNinjaにアクセスする
最後に、CryptoNinjaにアクセスしてメタマスクとの連携を行います。
初期の状態ではEGがゼロのため、メニューの「EG Shop」から必要な金額分のEGを購入してからゲームを始めましょう。
CryptoNinjaの今後
CryptoNinjaは日本人向けのブロックチェーンゲームとして注目を集めていますが、現時点では世界的な認知度はまだ低く国内ユーザー向けのゲームとなります。
ほかのブロックチェーンゲームのように独自のNFTを作成して販売することや、購入することも難しいためNFTゲームとしては海外の有名作品に劣ってしまうかもしれません。
しかし、今後ゲーム内でETHを稼げる仕様やNFT取引ができる仕様が追加される可能性もあり、アップデート内容によっては大きな注目を浴びるかもしれません。
元々ゲーム性が高くハイクオリティなゲームであるため、注目されれば新規ユーザー数も大きく増える可能性があります。
CryptoNinja は日本語対応している数少ないブロックチェーンゲーム
いかがでしたでしょうか?
CryptoNinjaは英語表記の多いブロックチェーンゲームのなかで、サポートも含めすべて日本語対応している数少ないゲームです。
操作性はシンプルであり、戦略性の高い内容となっているためブロックチェーンゲーム自体を楽しみたいという方にはおすすめです。
始めるためにはETHを購入できる環境が必要となるため、事前に準備をしておくとスムーズに始められるでしょう。
ブロックチェーンゲームに興味のある日本人ユーザーにおすすめであるため、CryptoNinjaに興味のある方はぜひ始めてみてはいかがでしょうか。