「The Sandboxと呼ばれるNFTゲームが人気そうだけど、どの様なゲームか分からない」また、「ゲームの始め方や特徴が分からない」
このようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事ではNFTゲームとメタバースを掛け合わせた「The Sandbox」の具体的な特徴や簡単な遊び方を紹介します。
The SandboxをどのようにプレイしたらいいかやNFTとの関係性、The Sandboxの特徴が分からない方は、ぜひ参考にしてみてください。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは?
The Sandboxとはメタバースという仮想空間のなかでキャラクターを自在に動かし、プレイするNFTゲームです。
イメージとしては、「マインクラフト」を思い浮かべるといいでしょう。
プレイヤーは仮想世界にある「LAND」という土地を購入して、独自のアイテムを作成できます。
The SandboxとNFTの関係
The Sandboxでは独自のアイテムを自作可能で、これらはすべてNFTの取引市場である「マーケットプレイス」で出品できます。
なお、NFTとはブロックチェーンを活用してデジタルコンテンツに所有権を与えるものです。
そのため、NFTゲームでは、プレイヤーがゲーム内で創作したアイテム・キャラクターに唯一性をもたすことが可能です。
現在では、従来よりもデジタルコンテンツの価値が明確になったことに投資家が目を付け、多くのNFTが取引されています。
例えば、アメリカのプロバスケットボールリーグ「NBA」の選手のNFTトレーディングカード「NBA Top Shot」は、月間の売上が250億円を突破して注目を集めました。
NBA Top Shotもトレーディングカードをマーケットプレイスに出品できるようになっているのです。
このようにNFTでは収益化が可能であり、The SandboxでもLANDの不動産投資やASSETSを販売して稼ぐことができます。
The Sandboxで使われる仮想通貨SANDとは
「SAND」とはイーサリアムと呼ばれる仮想通貨のブロックチェーン上で利用できる仮想通貨です。
LANDの購入や独自アイテムの売買や、イベントに参加する際に使われます。
しかし、国内仮想通貨取引所ではSANDを取引できませんので、「BINANCE」や「FTX」といった海外の仮想通貨取引所を利用する必要があります。
SANDはどの仮想通貨取引所で取り扱っている?
SANDは国内仮想通貨取引所では取り扱っていないため、海外の仮想通貨取引所が必要とのことでした。
数ある海外仮想通貨取引所の中でもおすすめの取引所はBinanceです。Binanceは海外仮想通貨取引所の中でも歴史が長く、取り扱っている仮想通貨の銘柄も多いのが特徴となります。
BinanceではSAND以外の仮想通貨取引もできますので、The Sandboxのプレイを機に他の仮想通貨に触れてみてもよいでしょう。
NFTの売買にはCoincheck NFT(β版)を使ってみよう
NFTの売買はThe Sandbox内でも可能ですが、国内のNFT取引所でも売買ができます。
国内のNFT取引所でおすすめなのがCoincheck NFT(β版)。運営しているのは証券業で実績があるマネックスグループとなり、仮想通貨取引所であるCoincheckも仮想通貨取引の実績が豊富です。
Coincheck NFT(β版)は特にUI/UX面が優れており、初心者でも感覚的に操作できます。
注意点としてはCoincheck NFT(β版)はCoincheckの口座を保有していないと取引できませんので、あらかじめCoincheckの口座開設をしておきましょう。
The Sandboxの主な特徴
The Sandboxには様々な特徴があり、ゲームを楽しんだり稼いだりするためには知っておくべきでしょう。
ここからはThe Sandboxの主な4つの特徴を紹介します。
特徴①:仮想世界のなかで自由に楽しめる
The Sandboxの大きな特徴は、現実世界さながらのメタバース(仮想世界)を体感できることです。
仮想世界を楽しめるNFTゲームとして、プレイヤーはこの世界でLANDの売買や、独自のアイテムの作成など、幅広い楽しみ方を味わえます。
メタバースはまるで現実世界さながらの空間を演出しており、プレイヤーは自宅にいながらもさまざまな風景を楽しめます。
特徴②:LANDの売買・貸し出しができる
仮想世界で不動産取引ができる点も、大きな特徴の一つです。
The Sandbox内ではユーザー間でLANDの売却や貸し出しができ、実際に収益を上げることも可能です。
LANDはデジタル上に存在する架空の不動産ではありますが、仮想通貨へ換金した後に現金化もできます。
まるで現実世界の不動産と同様な扱いができることがLANDの魅力といえるでしょう。
特徴③:独自のアイテムを作成・販売が可能
The Sandboxでは独自のアイテムを販売し、収入を得られる場合もあります。
独自のアイテムはNFTとして販売できるため、遊びながらお金を稼ぐことが可能です。
特にNFT市場では高額な取引が多いため、場合によっては自分で作成したオリジナル作品も高額で売れるかもしれません。
特徴④:オリジナルのゲームを作成して提供できる
The Sandbox では、「Game Maker」というゲームの制作ツールがあり、他のプレイヤーに自分の開発したゲームを提供することが可能です。
Game Makerでは開発したゲームを展開して、他のプレイヤーに提供できるシステムが確立しています。
開発者はゲームを無料にするか有料にするかを選択でき、有料の場合には実際に遊んだプレイヤーからSANDをもらうことができます。
なお、Game Makerはプログラミングのスキルがなくても簡単に利用でき、使い勝手がいいという評判も数多くあります。
The Sandboxの主な遊び方
The Sandboxの遊び方は基本的に3つあります。
ここからはそれぞれの遊び方を紹介します。
遊び方①:独自アイテムを作成する
The Sandboxの主な遊び方としては、独自アイテムを自作することです。
無料のエディタ「VoxEdit」を使用して作成する独自アイテムはNFT由来のものになるため、世界で唯一のアイテムになります。
VoxEditでの作品制作はパソコンからイラストを描くというよりも、レゴブロックを組み立てるような形で制作でき、キャラクターも簡単に制作可能です。
完成形には正解がないので、初心者の人でも簡単に取り組めるでしょう。
遊び方②:ゲームを作成してほかのプレイヤーに提供する
「Game Maker」で独自のゲームを作成し、他のプレイヤーに楽しんでもらうことも、楽しみ方の一つです。
ゲーム内では自分の独自のアイテム・キャラクターを使うこともできます。
無料でゲームを提供する場合もあれば、有料ゲームとして販売することも可能なので、自分のゲームで稼ぐのもよいですし、自作のゲームを多くの人に配布するのもよいでしょう。
遊び方③:作成したNFTを販売する
自作したコンテンツをNFT化して、販売して稼ぐことも主な遊び方です。
自作した独自アイテムはNFT化することで、販売できるようになります。
マーケットプレイスで、自分の独自作品を任意の販売価格で販売でき、上手くいけば高額で売ることもできるでしょう。また、他の方が作成したNFT作品を購入することも可能です。
The Sandboxのユーザー数は非常に多いため、魅力的なNFT作品を目にすることもできるでしょう。
The Sandboxの今後の展望
ここからはThe Sandboxの今後の展望を解説します。
展望①:人気が高まっていく
現在、世界ではメタバースやNFTに対する関心が非常に高まっている状況です。
たとえばNFT市場においては、NFT化されたアート作品がイギリスのオークションにて約75億円で落札されています。
これまでは現物の絵画の最高落札額が4億5千万円だったため、NFTアートに付けられた価値がどれだけ大きなものかを示しているといえるでしょう。
また、メタバース市場に関しては、2021年にFacebook社が社名を「Meta」に変更、メタバースを中心に事業展開する企業に変化していくと表明し、話題になっています。
ほかにもDisney社やMicrosoft社などの有力な企業が、続々とメタバース市場に参入し始めています。
このようにNFTとメタバースには大きな関心が集まっており、The SandboxはまさにNFTとメタバースを掛け合わせたゲームであるため、今後も人気が高まっていくことが予想されます。
展望②:有力企業からの出資が行われている
「Vison Fund 2」という投資ファンドからThe Sandboxに対して約105億円を出資しました。
Vison Fund 2が、SANDのような独自の仮想通貨を発行する企業に対して出資をしたことは史上初の出来事でした。
この出来事によってThe Sandboxの利用者数や取引量が急激に増加する形となりました。
SANDの時価総額は約3,868億円(2022年2月24日時点)となっており、他の銘柄と比べても信用度が高いといえる立ち位置になっています。
さらに、The Sandboxは複数の企業や団体、個人と提携しており、アメリカの有名なラッパーであるSNOOP DOGGや人気のゾンビドラマTHE WALKING DEAD、そして世界的なスポーツブランドadidasなどが挙げられます。
他にも出資のみ行っているパートナーも複数おり、心強いバックアップ体制が整っている状態です。
展望③:SANDの信頼性がさらに高くなる
ビットコインやイーサリアムなどの時価総額の高い銘柄にはまだまだ及ばないものの、SANDの時価総額は今後規模が大きくなることが期待できる銘柄です。
これまでも紹介してきたように、NFTやメタバースに注目が集まっている今、NFTの関連銘柄が人気の傾向にあります。
また、多くの企業がThe Sandboxに出資していることから、関連銘柄であるSANDも比例して人気が高まっています。
つまり、The Sandboxが注目されるとSANDの需要が大きくなるため、SANDの値上がりが期待できます。
それに伴って時価総額も上がっていき、人気のある銘柄の1つになる可能性もあるでしょう。
The Sandboxで効率よく稼げる4つの方法
これまでも述べてきたように、「NFTゲームはプレイしつつお金を稼げる」という特徴を持ちます。
ゲーム内で稼ぐ方法もあればプレイする以外で稼ぐ方法もあり、稼ぎ方は様々です。
ここからはThe Sandboxで効率よく稼ぐ4つの方法を紹介します。
方法①:独自の作品をNFT化して出品する
独自の独自のアイテムを自作でき、NFTとして販売できます。
NFT化された作品はマーケットプレイス上にてSANDで売買されるので、売却に成功するとSANDを稼ぐことができるのです。
元手が0円でも場合によっては大きく稼ぐことも可能なため、初心者におすすめの稼ぎ方となります。
方法②:オリジナルのゲームを提供する
自分の作成したゲームを有料もしくは無料で、他のプレイヤーに対して提供できます。
そのため、自分でゲームを作成して有料で提供することも、効率よく稼げる方法といえるでしょう。
方法③:不動産投資で稼ぐ
LAND内で建てた不動産やLAND内にある土地は、NFT化することで現実世界の不動産のように売買や貸し出しをすることにより、SANDを得ることができます。
ただし、利用価値や魅力のない土地だと買い手がつかずに損をする可能性もあるため、注意が必要です。
この点は通常の不動産投資と同様で、需要のある土地を見極める力が必要となります。
また、NFTの特性で過去に人気の方が購入した土地の価格が上昇するパターンがあります。
このように「どのようなパターンだと土地価格が上昇するのか」という部分を分析してみましょう。
方法④:SANDの売買で稼ぐ
The Sandbox で使われるSANDはゲーム内でのコンテンツ売買の他に、仮想通貨取引所における売買でも稼ぐことができます。
2021年の12月段階ではSANDの価格は730円台となっており、2か月前から7倍にも膨れ上がっています。
今後利用者が増えて人気が高まれば、さらなる価格の上昇にも期待できるといえるでしょう。
価格の安いうちに購入し、値段が上がったタイミングで売却することで、差額を利益として獲得できます。
The Sandboxの注意点
ゲーム内で稼ぐことができ、非常に魅力的といえるThe Sandboxですが、遊ぶうえでの注意点もあります。
以下に、プレイするうえでの注意点を2点紹介します。
注意点①:収益が手元に入るまでの時間を要する
The Sandboxでは安定して収益を得られるようになるまで時間がかかるため、短期間で収益を得たい方にはあまりおすすめできません。
ゲームを始めるときには、まずはLANDを購入するかレンタルする必要があります。
ただし、購入する場合には日本円で約14〜21万円の初期費用が発生します。
決して安い金額とはいえず、初期費用を回収できるまでには非常に時間がかかるといえるでしょう。
そのため、短期間で収益を得たい方にはあまり向いていないといえます。
注意点②:偽物のLANDが出回っている
The Sandboxで使用するLANDを入手できる主なマーケットプレイスでは、偽物のLANDが出回っていることがあります。
偽物の取引を避けるためには、相場よりも安い値段が設定されている商品の詳細情報はしっかりと確認しましょう。
場合によっては、マーケットプレイスやThe Sandboxの運営者に問い合わせることをおすすめします。
NFTとメタバースを掛け合わせたThe Sandboxには多様な稼ぎ方がある
今回はNFTとメタバースをかけ合わせたThe Sandboxについて紹介しました。
The Sandboxは仮想世界のなかでキャラクターを操作して、プレイするNFTゲームとなります。
近年ホットなNFTとメタバースという2つの市場が掛け合わさったゲームで、世間からの注目度も非常に高く、プレイヤーは楽しみながら収益をあげることができるでしょう。
自作した独自のアイテムなどをNFT化して売却したり、自分で作成した有料ゲームをリリースしたりすることにより、収益をあげたい方はThe Sandboxを試してみてはいかがでしょうか。