OpenSea(オープンシー)とは?出品・購入方法や注意点、具体的な始め方まで徹底解説!

NFTマーケットプレイスで最大手の「OpenSea(オープンシー)」をご存知でしょうか。

NFTアイテムを売買するためにはNFTマーケットプレイスの利用が必須となります。

本稿では「OpenSeaとは」から「特徴、始め方、購入・出品方法」まで詳しく紹介します。

初心者でも理解できる内容となっています。

ぜひ、この機会に「OpenSea」について理解しておきましょう!

 

Opensea(オープンシー)とは

OpenSea

プラットフォーム名OpenSea(オープンシー)
サービス開始日2017年12月
取り扱っているNFT下記にて記載
決済通貨イーサリアム
対応ウォレットMetaMask(メタマスク)
運営会社OpenSea社(米国)
公式サイト公式サイト 
公式Twitter公式Twitter

OpenSeaとは音楽やアート、ゲーム内のアイテムといったNFTアイテムの売買ができる最古参のNFTプラットフォームです。

2017年の12月からスタートしており、今では最大手のNFTマーケットプレイスとして急激な成長を遂げています。

国内でもすでに多くのクリエイターや名アーティストが利用しており、お笑い芸人の「西野亮廣」さんやVRアーティストの「せきぐちあいみ」さんなども利用しています。

また、日本語対応も部分的にされているため、日本人の方でも使いやすい仕様となっています。

 

取扱いNFTコンテンツ

  • アート
  • 音楽
  • ドメイン
  • メタバース(仮想空間)
  • トレーディングカード
  • スポーツ
  • ユーティリティ
  • 動画

ただ、上記の8ジャンルだけでなく、デジタルデータであれば基本的にどんな作品でも出品・購入可能です。

このように取り扱いが豊富なマーケットプレイスとなっています。

OpenSeaの手数料

OpenSeaの販売手数料(手数料)は「2.5%」に設定されています。

OpenSeaで作品が売れるたびに、売上の2.5%が手数料として引かれます。

【OpenSeaの手数料】

  • 出品手数料:0%
  • 販売手数料:2.5%

一方、OpenSeaでは出品手数料は無料ですが、初回のみ、GAS(ガス)代という手数料が別途発生しますので注意しましょう。

なお、ガス代は仮想通貨の「イーサリアム(ETH)」で支払うことになります。

サービス名手数料運営会社
OpenSea2.5%海外
Rarible2.5%海外
SuperRare3%海外

OpenSeaの特徴

ここからは「OpenSeaの5つの特徴」を解説します。

NFTを無料で作成できる

1つ目の特徴は「NFTを無料で作成できる」ことです。

NFT作成時に手数料が発生しないプラットフォームは「OpenSea」のみです。その他のNFTプラットフォームでは手数料が取られます。

そのため、ローコストで「自分の作品を作ってみたい」という方にはおすすめです。

しかし、NFTの作成は無料ですが、出品には手数料が取られる点には注意が必要です。

操作がシンプルで使いやすい

2つ目の特徴は「操作がシンプルで使いやすい」ことです。

アカウントの登録から出品・購入までの手順やNFTアートの検索方法などがシンプルなので、初めて使う方でも使いやすいサービスとなっています。

くおりん
くおりんアカウントの登録から出品・購入までの手順を後ほど詳しく紹介します!

この使いやすさが、他のサービスを寄せ付けないユーザー数・取引額を誇っているといっても過言では無いでしょう。

一部日本語に対応している

3つ目の特徴は「日本語に対応している」ことです。

英語対応のみのサービスも多い中で、OpenSeaは部分的に日本語にも対応しています

完全に日本語対応している訳ではないため、使いにくいのでは?という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

しかし、完全に英語のみのマーケットプレイスと比べると取引までのハードルが低いことはいうまでもありません。

今後日本のユーザーが増えていき、サービスの需要が高まっていけば、より日本語の対応部分が増えていくでしょう。

複数のブロックチェーンが利用できる

4つ目の特徴はイーサリアム以外にも「Tezos」や「Matic」などの「複数のブロックチェーンが利用できる」ことです。

くおりん
ブロックチェーンとは取引記録を時系列で記録できる台帳技術のことです。

複数のブロックチェーンが利用できるので、扱っているNFTの種類や出品数も多いことも特徴として挙げられます。

販売方法を2種類から選べる

5つ目の特徴は出品・販売方法は2種類から選べる」ことです。

以下が2種類の出品・販売方法となります。ここで確認しておきましょう!

種類①:価格を予め設定して販売する方法

1つ目の販売方法は「価格をあらかじめ設定して販売する」ことです。

例えば、NFTアアイテムの出品者があらかじめ作品の価格を設定し、購入者はその価格で購入する方法です。

くおりん
大手通販サイトのAmazonや楽天などをイメージしてください!

この販売方法のメリットとしては「NFTを出品する前に事前に価格の設定ができるため、前もって最低価格のボーダーラインが決められる」点が挙げられます。

OpenSeaでは出品後の値上げ設定には対応しておらず、変更できるのは値下げのみですので注意しましょう。

そのため、あらかじめ設定したボーダーラインの最低価格より少し上の価格で出品することをおすすめします。

種類②:オークションの形の販売する方法

2つ目の販売方法は「オークションの形にして販売する」ことです。

くおりん
ヤフオクをイメージすると良いです!

オークション形式の販売方法なので「購入者側のニーズ次第で、いくらでも作品の値段が高騰していく」ことがメリットといえるでしょう。

しかし、オークション形式では理想通りに価格が上がらず、想定していた金額よりも安い価格で売却しなければならないケースもあります。 そのため、初心者のうちは通常の売買がおすすめです。

OpenSeaの始め方と登録手順

OpenSea

ここからは「OpenSeaの始め方、登録の3つのステップ」をご紹介します。

手順①:コインチェックで口座を開設

前提としてOpenSeaでの売買取引は全て仮想通貨と通して行われます。

上述した通り、OpenSeaにおいてメインで使用されている仮想通貨は「イーサリアム(ETH)」です。

そのため、イーサリアムを持っていない方は仮想通貨の購入するところから始める必要があります。

国内仮想通貨取引所の一つである「コインチェック」は取引通貨の種類やアプリダウンロード数が業界ナンバーワンとなっていますので、まだ仮想通貨の口座開設が済んでいない方はコインチェックを開設してみましょう。

手順②:メタマスクの登録

次に購入したイーサリアムを管理するために「メタマスク」の登録が必要になります。

まずはメタマスクをパソコンにダウンロードして登録を行います。

→メタマスクの公式サイトはこちら

メタマスクへの登録を行う際にはパスワードやシードフレーズの入力が必要です。

くおりん
忘れないためにどちらもメモしておくか、紙に書いておくなど大切に保管しておきましょう。

パスワードとシードフレーズはPCやスマートフォンなどを紛失してしまった場合に、メタマスクに入っている仮想通貨を復活させるといった大事な役割を担っています。

逆に考えると、他人でも簡単に確認できてしまうので、人目につかないように保管しましょう。

手順③:OpenSeaに登録

イーサリアムをメタマスクに送金できたら最後に「OpenSea」へ登録をします。

OpenSeaのトップ画面から「作成」を押して新しくアカウントの作成を行いましょう。

画面表示に従って進めていくと、メタマスクが起動します。

最後にOpenSeaとメタマスクをリンクさせれば手続きは完了です。

OpenSeaでNFTを購入する方法

ここからは「NFTの購入方法や購入するまでの具体的な流れ」をご紹介します。

手順①:購入したいNFTを検索する

さまざまなNFTが出品されているので、まずは購入したい作品を検索して探しましょう。

OpenSeaには膨大な量の作品が出品されています。その作品を1つひとつ確認すると時間がかかります。

そのため、購入したいNFTを探す際は「フィルター機能」を上手に活用して効率良く探し出すことをおすすめします。

手順②:「By now」を押して決済を完了させる

購入したいNFTが見つかれば、「Buy now」を押して購入しましょう。

openseaでの取引にはイーサリアムという仮想通貨で支払うこととなりますが、この時に「ガス代」と呼ばれる手数料が別途発生します。

購入する際はNFTの価格と手数料であるガス代を合わせた金額を支払わなければいけませんので注意が必要です。

OpenSeaにNFTを出品する手順・方法

ここではOpenSeaにNFTを出品する手順・方法を解説していきます。

手順①:出品したいコンテンツを作成する

まず初めに「出品したいコンテンツの作成」から始めましょう。

OpenSeaに出品できる主なNFTコンテンツは以下の通りです。

  • イラスト
  • 写真
  • 映画・動画
  • 音楽
  • ゲーム

上記を参考にオリジナルコンテンツを作成しましょう。

既に他者が作成した作品を出品すると著作権侵害となるため、絶対に行わないようにしましょう。

手順②:出品したい作品をNFT化する

作品の作成が完了すれば次に、その作品のNFT化をしましょう。

そのためには、アイテムのコレクションを作成しなければなりません。

「My Collection」を押して、作品の名前やカテゴリ、詳細情報などを登録します。

すべての記入が完了すれば、「Create」を押して、NFTの作成は完了です。

手順③:販売方法を選ぶ

出品するNFTが決まれば、最後に「販売方法の設定」です。

販売方法は上記で紹介した2種類に加え、他のNFTとまとめて販売もできます。

  • 価格を決めて販売
  • オークション形式での販売
  • 他のNFTとまとめて販売

自分に合った販売方法を選ぶことが重要です。

なお、最もシンプルで簡単な販売方法は価格をあらかじめ設定して販売する方法となります。

出品の仕方や取引方法に慣れるまでは簡単な販売方法で行いましょう。

OpenSeaを使う際の3つのポイント

ここからは「OpenSeaを利用する上で気を付けるべき3つのポイント」をご紹介します。

人気の商品は価格が急上昇する可能性がある

1つ目の注意点は人気の商品は価格が急上昇する可能性があることです。

世界的に有名なアーティストのNFTには高額な値段が付きやすい傾向にあります。

そのため、ある程度の資金力がないと手に入れるのは困難なケースがほとんどでしょう。

希望の商品が必ず手に入る訳ではありませんので、その点は覚えておきましょう。

出品しても売れない可能性がある

2つ目の注意点は「出品しても売れない可能性がある」ことです。

当然ですが、NFTを出品をしても必ず売れる訳ではありませんし、必ずしも自分の売りたい価格で売買が成立する訳でもありません。

例えば、最初の設定金額が高すぎるケースやNFTの作品自体の人気が無いケースなどは売れ残る可能性が十分にあります。

時間やコストが無駄になるリスクもあるので、注意しておきましょう。

仮想通貨のみでの決済となる

3つ目の注意点は決済が仮想通貨のみになることです。

OpenSeaの決済通貨は「イーサリアム」などの仮想通貨を採用しています。

そのため、通常の日本円やドルなどの法定通貨やクレジットカードでの売買には対応していないことを覚えておきましょう。

また、ほとんどのNFTマーケットプレイスも同様にクレジットカードや法定通貨での取引は不可能です。

しかし、日本初のNFTマーケットプレイスである「nanakusa(ナナクサ)」ではクレジットカードでの売買が可能となっています。

関連記事:nanakusa (ナナクサ)とは?特徴や手数料から評判・口コミ、出品方法から購入方法からまで解説!

まとめ

OpenSeaはシンプルな操作性に加えて、日本語にも対応しているため、NFT初心者でも始めやすいサービスです。

しかし、NFTの売買をする際に「ガス代(手数料)」がかかるので、一定の金額を用意できる方向けであることも確かです。

とはいえ、どんなNFTが出品されているのかは無料でチェックできるので、興味のある方は公式サイトから確認してみるのはいかがでしょうか。

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