この記事ではNFTのコンテンツの売買ができるマーケットプレイスの1つである「SuperRare(スーパーレア)」についてご紹介していきます。
SuperRare(スーパーレア)の特徴や始め方、NFT作品の購入方法まで詳しく徹底解説しています。
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SuperRare(スーパーレア)とは?
プラットフォーム名 | SuperRare |
決済通貨 | イーサリアム |
ブロックチェーン | イーサリアム |
サービス開始 | 2018年4月 |
運営元 | SuperRare社 [アメリカ] |
日本語対応 | 未対応 |
公式サイト | 公式サイト |
公式Twitter | 公式Twitter |
二次販売 | あり |
SuperRare(スーパーレア)とはイーサリアムという仮想通貨で主にアート作品を売買できる、2018年からサービスが始まったNFTのマーケットプレイスです。
2021年現在では作品の販売総額はおよそ100億円にものぼり、活発に取引が行われているマーケットプレイスの一つです。
また、独自のトークンとなる「RAREトークン」も発行しています。
①SuperRare内での各取引の合計額の3%
②SuperRare内でのNFT作品の一次販売金額の15%
SuperRare(スーパーレア)の4つの特徴
ここでは、有名なマーケットプレイスの一つである「SuperRare(スーパーレア)」の4つの特徴をご紹介していきます。
特徴①:RAREトークンの存在
SuperRareには独自トークンである「RAREトークン」が存在します。
大手の暗号資産取引所であるバイナンスにも上場していて、ビットコインやバイナンスコイン、テザーといった暗号資産とペアになっています。
さらに、RAREトークンの所有者は運営に関して、投票を通して意思表示を行うことも可能になっています。
運営方針などで何か変更があった場合など、自身の意見や賛否を表明できる形です。
- RAREトークンという独自トークンがある
- 暗号資産取引所バイナンスに上場
- ビットコイン、バイナンスコイン、テザーなどとペア
- RAREトークン所有者は運営方針などに意見できる
特徴②:NFTアートの登録審査が厳しい
自身が制作したアート作品を出品可能ですが、実際に出品して売買を行うには登録審査が必要です。
この審査が非常に厳しいとされていて、多くの出品希望者が審査に落ちてしまうと言われています。
何度か審査を受けてようやく審査に通ったというケースも珍しくなく、いかに厳しい審査が行われているかが分かります。
審査が非常に厳しいということは、審査に通ったアート作品はどれも質の高いものばかりということになります。
厳格な審査によって取引対象となるアート作品の質を維持しているのです。
- 製作したアート作品を出品可能
- 出品には登録審査が必要
- 審査は非常に厳しい
- 厳格な審査により質を維持
特徴③:NFTアートをVR展示会で公開できる
NFTアートは一般的な絵画などのように展示することができませんが、SuperRareならVR技術を利用して作品の展示が可能です。
デジタル空間上でアート作品を公開できるのです。
もちろん展示するだけでなく作品の売買も可能となっていて、出品者にとってもユーザーにとっても便利なシステムとなっています。
- NFTアートとは
NFTとはNon-Fungible Tokenの頭文字で非代替性トークンとも呼ばれます。
つまりデジタルデータとして存在するものであり、NFTアートもデジタルデータによって構成されるアート作品ということになります。
特徴④:二次販売時にもクリエイターにロイヤリティが入る
ユーザーは二次販売で利益を狙うことができますが、この時、アート作品の出品者であるクリエイターにもロイヤリティが入ります。
そのため1度売ってしまうとその後は利益がないというわけではなく、転売が行われる度にロイヤリティとして一定の利益が得られます。
クリエイターにとっては非常に嬉しいシステムと言えるでしょう。
- 二次販売とは
例えば、自身がユーザーとしてアート作品を購入したとして、購入後にさらに別なユーザーにその作品を販売できるのです。
つまり、転売することで購入時と売却時の差額で利益を得ることができます。
SuperRareの始め方・登録方法
ここではSuperRareの始め方・登録方法をご紹介していきます。
登録してすぐに使えるものではないので、ここで始める前の流れを掴んでおいてくださいね!
手順①:仮想通貨イーサリアムを購入する
SuperRareは決済にイーサリアムを採用していますので、仮想通貨のイーサリアムを購入します。
コンテンツの取引や売買する際には、必ずイーサリアムが必要ですので準備しましょう。
手順②:メタマスクを用意する
SuperRareのアカウントを作る前にメタマスクを用意します。
メタマスクとはイーサリアムも扱える仮想通貨のウォレットアプリのことです。
利用開始する前にメタマスクと連結を済ましておかなければいけません。
メタマスクとの連結方法
- SuperRareの公式サイトにアクセス
- トップページの「START COLLETCING」をクリック
- 「SELECT A WALLET」をクリックしてメタマスクを選択
- メタマスクが立ち上がったらSuperRareと連結
手順③:SuperRareのアカウントを作成する
メタマスクとの連結が完了すると、そのままアカウント作成の画面に切り替わります。
必要な情報を入力することになるので、間違いがないように入力して登録を行えば、アカウントが作成完了となります。
SperRare内で好みのNFT作品を検索して探す方法
NFT作品を探す方法は3つあり、好みの方法を選んで楽に検索できるようになっています。
最初は難しく感じるかもしれませんが、これからお伝えする方法を使っていけばスムーズに出来るようになります。
NFT作品を探す方法
- サーチ機能
- フィルター機能
- ソート機能
それぞれ、どういう基準で検索するかが変わってきます。
方法①:サーチ機能を使って探す
「特定のクリエイターの作品を探したい」「作品名で探したい」といった場合は、サーチ機能が便利です。
サーチ機能は、一般的な検索サイトと使い方がよく似ています。
公式サイト右上にある「SEARCH」をクリックしましょう。
すると、検索ボックスが表示されるので任意の文字入力すると、その文字を含む作品が検索可能です。
自分で文字を入力して検索しますので、比較的自由に検索を行うことができるのも特徴でしょう。
方法②:フィルター機能を使って探す
特定の条件を満たした作品を見つけたいという場合は、フィルター機能が便利です。
N設定されている特定の条件
- クリエイターから直接購入する作品
- 転売作品
- 即決可能な作品
- クリエイターが販売価格を決めている作品
- 最低販売額が決められている作品
たとえば、クリエイターから直接購入する作品を選んで検索した場合、二次販売ではない一時販売の作品のみが表示されます。
方法③:ソート(選別)機能を使って探す
ソート機能では出品されている作品を、特定の条件で並び替えることが可能です。
一般的な通販サイトでもよく見られる機能で、たとえば「販売価格の高い順・安い順」に並べ替えることができます。
なるべく安い作品を探したい、逆に高い作品を探したい場合などに適しています。
また、オークション形式での販売も行われいるので、オークションの期限が近い順に並べ替えることもできます。
うっかり期限が過ぎてしまって良い作品を見逃すということが少なくなります。
SuperRareでのNFT作品を購入する方法
作品を探すことができたら、いよいよ実際にNFTを購入することになります。
ここからは目的の作品を見つけた後、どうやって作品を購入するかを見ていきましょう。
NFT作品の購入方法
- オークションで購入
- 能即決購入
- 購入額を提示して売り手と交渉
方法①:オークション形式で買う
オークション形式で販売されているものもあるので、欲しい作品がオークション形式だった場合、入札をして落札購入します。
入札をするための「PLACE A BID」というボタンが表示されています。
このボタンをクリックし、任意の入札金額を入力すると入札が行われます。
オークションということで、この段階ではまだ購入できるかはわかりません。
入札期限が過ぎた後、自身が最高金額を入札していれば購入という形になります。
方法②:設定価格で即時購入する
あらかじめ出品者によって購入価格が設定されていて、その金額を支払えば即購入できるという最もスタンダードな購入方法が即時購入です。
たとえば設定価格が10イーサリアムだった場合、10イーサリアムを支払えばその場で即購入が完了します。
単純に設定価格をチェックし、問題なければ支払いを済ませて購入するという流れですので取引も簡単です。
現実で買い物をする時とまったく同じ感覚で取引を済ませられます。
方法③:買取金額を提示して買う
「MAKE AN OFFER」という表示がされている作品はこちらから買取金額を提示し、出品者と交渉が可能です。
作品に「MAKE AN OFFER」という表示がされている場合、まずは提示する買取金額を入力します。
すると出品者側に買取希望者が出たことが知らされ、同時にこちらが提示した買取金額も知らされます。
出品者がその金額に納得し、販売することを承認すれば売買が完了、逆に出品者が納得しなければ売買は不成立となってしまいます。
必ず購入できるとは限りませんが、こちらの予算に応じて自由に金額を提示できる点は便利でしょう。
SuperRareの利用に際して知っておきたい情報
ここからはSuperRareを利用する上で知っておきたい情報をまとめています。
より多くの情報を知っていることでSuperRareを深く知る事ができ、幅広く利用できるようになります。
これまでのスーパーレアの歴史
SuperRareがサービスを開始したのは、2018年4月4日のことです。
厳密に言うと、SuperRareが誕生したのは2017年で、当初はアメリカで暮らす3人の友人同士が作り上げたものでした。
デジタル化に対応した、これまでにはないアート作品の市場を作るという目的で開発されました。
バイナンスに上場
バイナンスは最大手の仮想通貨取引所です。
そんなバイナンスに、SuperRareの独自トークンであるRAREが上場しました。
上場したのは2021年10月11日、翌日の10月12日より取引が開始されており、取引ペアはビットコインやバイナンスコイン、テザーです。
これまではNFTアート作品の売買のみを行っていましたが、上場後はバイナンスでの取引も行えるようになりました。
スーパーレアDAOとの関係
SuperRareには「スーパーレアDAO」と呼ばれるコミュニティが存在します。
このコミュニティは、独自トークンであるRAREの所有者で作られるものです。
運営に関して何か決定をする場合に賛否を投票できたり、評議会のメンバーの選出を行うとされています。
DAOはこれからどんどんと注目されていきます。
クリエイターの審査通過のコツ
クリエイターとして自身の作品を販売する場合、まずは審査に通過しなければなりません。
審査通過のコツで大事なことは「自分がクリエイターとして作品を作り出していることを証明できるか?」です。
つまり、他人の作品を自分のものとして販売するといった悪質な行為を避けるため、本人確認が厳しく行われます。
また、1度審査に落ちても何度も審査を受けることができるため、複数回審査を受けることも必要と考えられています。
まとめ
SuperRareとは、NFTと呼ばれるデジタルアート作品の売買が可能なサービスです。
クリエイターとして制作したアート作品を売ることも、投資・転売目的などで販売されているアート作品を購入することも可能です。
デジタル空間にあるアートギャラリーというイメージでしょうか。
取引には仮想通貨のイーサリアムが使われるなど、これまでにはないサービスとなっています。
利用を検討している場合はその仕組みや使い方をしっかりと確認し、スムーズに取引が行えるようになりましょう。