「仮想通貨を使って草コインに投資を行ってみたいが、種類が多すぎてどれを買えばいいのか分からない」
このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
仮想通貨にはさまざまな種類があり、2022年1月現在で取り扱われている種類は約15,000種類にものぼります。
そのなかでも、現在は価値や知名度などが低いものの、今後急激に値上がりする可能性を秘めている仮想通貨を草コインと呼びます。
草コインによる投資はハイリスクの投資方法ではありますが、大きなリターンを得ることも可能な夢がある手法です。
そこで本稿では稼げる草コインの基礎、投資の始め方や投資を行うメリット・デメリット、おすすめの通貨6種を解説します。
草コイン投資で大きなリターンを得たいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
草コインとは?
草コインとはアルトコインと呼ばれる種類の仮想通貨のなかでも、時価総額や知名度などが低めの仮想通貨の総称です。
アルトコインはビットコイン以外の仮想通貨全体の総称であり、代表的なものにはイーサリアムやリップルなどが挙げられます。
基本的に価値の高いとされる通貨もアルトコインとして扱われますが、そのなかでも草コインは比較的低価格で購入できます。
草コインの定義は明確になっていませんが、時価総額や知名度などが主要通貨よりも低いことや価格変動が起きやすいこと、流動性が低いことなどが特徴として挙げられます。
草コインの投資によるメリット
草コイン投資を行う大きなメリットは少ない資金で大きなリターンが得られることでしょう。
基本的に数円~数百円程度で購入でき、なかには1円以下で販売しているものも存在します。
また、価格変動が大きい点もポイントであり、少額で入手した草コインの値段が大きく上昇することもあります。
このように少ない金額で投資を始められ、将来的に大きなリターンが期待できることが草コイン投資の大きな魅力といってもよいでしょう。
また、少数ずつ複数の種類を購入することでリスクを分散する、分散投資にも最適です。
草コインの投資によるデメリット
草コインを使って投資を行うデメリットは購入後に通貨の値段が、必ずしも上がるとは限らないことです。
草コインのなかにはどんどん価値が下がっていき、取引所も取り扱いをやめてしまって無価値になるものや、値上がりしたとしても取引量が少なく買い手がつかないものも多くあります。
その中から値段の上がる可能性のある通貨を見つけ出して、意図的に大きなリターンを得ることは至難の技です。
実際に、開発者の詐欺行為が発覚して1日で95%の暴落を引き起こした事例もありました。
このように草コイン投資は大きなリターンが狙える代わりにほとんどが無価値となる可能性が高いです。
大きなリターンの見込める通貨だけを大量購入すると、失敗したときのリスクが大きいため1種類だけを購入するのではなく、複数の種類を購入して損するリスクを分散させるとよいでしょう。
値上がりする草コインの主な特徴
将来値上がりする草コインを見つけ出すことは難しいですが、草コインの値段が高騰する前には必ず予兆や共通した特徴があります。
条件に当てはまっているからといって絶対に高騰するとは言い切れませんが、値上がりする可能性をもつ通貨の予兆や特徴としては、以下の5点があります。
特徴①:開発者の情報が明確
高騰しやすい草コインの特徴として、開発者の情報が明確に公開されていることが挙げられます。
仮想通貨で価値を上げる要素の1つが、信頼性です。
信頼性がなければ通貨は取引されなくなり、流通量が下がってしまい、結果として価値がどんどん下がっていきます。
開発者の情報が明確に公開されていれば、過去の来歴や実績を調べられますので、信頼性があるかどうかの判断材料になります。
開発者の情報は公式サイトや公開されているホワイトペーパー、SNSなどに記載されていることが多いため、購入前に確認しておくとよいでしょう。
特徴②:通貨の用途がはっきりしている
高騰しやすい草コインは通貨の用途がはっきりしている場合が多いです。
せっかく草コインを所有していても、使えるサービスがなければ意味がありません。
そのため、購入する前に通貨が使われるサービスの情報を把握しておくことが重要です。
しかし、仮想通貨は実際に使われるサービスやプロジェクトが公開される前から運用される場合がほとんどです。
特に草コインは具体的なサービスやプロジェクトが開始していない場合も多いため、判断に困る場合もあるでしょう。
サービスやプロジェクトの概要が公開されていない場合、開発が途中で頓挫するリスクも考えられるため注意が必要です。
なるべくサービスやプロジェクトの概要がはっきりしており、将来的に需要があると期待できる通貨を選ぶとよいでしょう。
特徴③:コミュニティから情報がこまめに発信されている
仮想通貨を新規で開発する場合、コミュニティを設けて定期的に開発の進捗状況や情報を発信したり、ユーザー同士で意見を共有したりするケースが多々あります。
このようなコミュニティが作られており、情報を頻繁に発信している草コインでは状況が明確に分かるため信頼性が高くなるでしょう。
また、コミュニティでは開発者から情報を発信するだけではなくユーザー同士で情報交換する場合もあるため、情報量が多ければそれだけ注目も集まりやすくなります。
購入する前には、コミュニティの様子を調べて現在の状況を確認しておくとよいでしょう。
特徴④:取引量が多い
仮想通貨の価格には取引量が密接に関わっており、取引量は購入や売却などの取引が行われた際の流通量を指します。
値上がりが期待されている草コインは注目が集まる傾向があるため、自然と取引量が増えていきます。
しかし、あまり取引されていない場合、知名度が低く取引される回数や金額も少なくなるため、草コインの価値が下がっていくリスクが高まっていくでしょう。
様々な草コインを比較して、なるべく取引量の多いものを選んで購入しましょう。
特徴⑤:極端な暴落や値上がりを起きていない
極端な暴落や値上がりが過去にあった草コインは購入後に、急激な暴落を引き起こすリスクが高いです。
仮想通貨の値段が極端変動する際には必ず理由があり、たとえば通貨が使える新しいサービスをリリースした場合や、サービスの開発自体が停止してしまった場合などに大きな変動が起きます。
しかし、理由もなく極端な価格変動が起きた場合は資金をもつ特定のグループが、意図的に市場の相場を操作しようとしたケースが考えられます。
低価格で購入しやすい草コインはこのような相場の操作がされやすい傾向にあるため、注意が必要です。
仮想通貨を選ぶ際は、事前に情報を調査して価格の上昇・下落に不自然な点が見られないかを確認しましょう。
草コインの値段が急激に上がった過去の事例
もともとは価値の低いとされていた草コインが、値上がりによって高額で売買されるようになったケースは多々あります。
以下に、主な事例を2点まとめました。
事例①:XP
XPはリリース当初はイベントに対する報酬として配布されていた通貨であり、主に日本人の投資家に人気がありました。
徐々に値上がりしていく傾向は見られていましたが、2018年に仮想通貨の業界における世間の認知度が上がったことがきっかけで、大きく価格が高騰しました。
具体的には2017年1月段階で約0.0000000458USDだったXPが、2018年の1月には約0.00525USDと10万倍以上の値段になったのです。
しかし、2018年以降は徐々に価格が下がっていったため、一時的な高騰で市場をにぎわせた事例の1つとなりました。
事例②:Verge
Vergeはセキュリティ性を重視して開発された仮想通貨であり、匿名性が高い点が大きな特徴です。
ウイルス対策ソフトで有名なMcafeeの創業者も期待していたことから、大きな注目を集め、高騰と下落を繰り返していました。
2017年の1月では0.0023円だったことに対して、2017年の12月には29.67円まで上昇といった価格変動をみせています。
その後、2020年に急激な値上がりをしたことから再度注目を集めています。
草コイン投資の手順
草コイン投資を始める際は、主に国内仮想通貨取引所を使う場合と海外取引所を使う場合で手順が異なります。
国内の取引所を利用した場合の手順としては、以下のようになります。
国内の取引所を利用して草コイン投資を行う手順
①国内の仮想通貨鳥機序で口座をつくる |
②口座に入金をする |
③希望の仮想通貨を購入 |
以上の3ステップで、草コイン投資が行えます。
購入時には、銘柄と購入する数量を選べるため、自身の予算に合わせて数量を選択しましょう。
海外の取引所を使う場合
日本の取引所で取り扱っていない通貨を購入したい場合は、海外の取引所を利用するしか方法はありません。
手順としてはまず国内取引所と海外取引所両方で口座を作成します。
その後、国内取引所で口座に入金を行い、購入した基軸仮想通貨(ビットコインやイーサリアムなど)を海外取引所の口座に送金しなくてはいけません。
海外の取引所の口座で入金されていることを確認して、希望の草コインを購入する流れとなります。
投資におすすめの草コイン6選
ここからは、将来性が高く、投資に向いているおすすめの草コインを6種類紹介します。
購入したからといって、必ずしも価格が上がるとは限りませんので、注意した上で投資の参考にしてみてください。
おすすめ①:エンジンコイン
エンジンコインは主にオンラインゲームのなかで使える通貨として開発され、単位はENJとなります。
Enjin Platformと呼ばれるプラットフォームでリリースしている、約35種類のゲームで利用できるため、世界的にも人気のある通貨の1つです。
過去に、価格が1.5倍や2倍と大きく値を上げたことがあります。
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おすすめ②:IOST
IOSTは高性能な処理能力をもち決済や送金スピードが速いことが特徴で、単位は名前の通りIOSTとなります。
メジャーなプログラム言語であるJavasprictを使っているため、多くのエンジニアが開発に参入しやすいのもメリットといえるでしょう。
過去に、10倍を超える価格上昇を起こしたこともあり今なお人気の草コインです。
おすすめ③:ベーシックアテンショントークン
ベーシックアテンショントークンはWebブラウザである「brave」で使用される通貨であり、単位はBATとなります。
braveは第三者からの広告をブロックできることが大きな特徴であり、提携している企業の広告を閲覧することでBATが入手できます。
知名度はまだ低いですが、今後braveの利用者数が増えるにつれてBATの需要も上がっていくと考えられています。
おすすめ④:トロン
トロンはデジタルコンテンツを配信するプラットフォームを新しく作ることを目的に開発され、単位はTRXとなります。
このプラットフォームでは運営者がいないことが大きな特徴であり、クリエイターが自由にコンテンツを配信できるサービスとなっています。
サービスの期待度が大きいことから、トロンの需要も上がってくることが予想されており、注目を集めている仮想通貨です。
おすすめ⑤:テゾス
テゾスは独自のスマートコントラクトを採用しており、dAppsの開発が行えるプラットフォーム上で使用可能な仮想通貨として開発されました。
単位はXTZとなっており、さまざまな魅力を持つことから注目を浴びています。
また、日本の取引所であるGMOコインがステーキングサービスに対応したことにより、さらに人気を集めています。
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おすすめ⑥:BitTorrent
BitTorrentはデータファイルの共有サービスなどにおけるプラットフォームの中でインセンティブとして支払われる仮想通貨です。
単位はBTTとなっており、2018年に企業がTRONに買収されたことで大きな注目を集めました。
現在も引き続きサービスを利用しているユーザーが多いため、値上がりが期待できるでしょう。
草コイン投資は少ない資本で高リターンを見込める投資方法
草コインは知名度や時価総額が低い仮想通貨全般を総称するものです。少額で購入できるため投資しやすく、所有していた通貨の価値が大きく上昇することもあります。
しかし、必ずしも価格が高騰するとは限らず、場合によっては価値が下がって無価値なってしまうリスクも多いです。
価格が上昇しやすい草コインの傾向としては、開発者や用途が明確であり、極端な価格変動を起こしていないことをチェックしておきましょう。
少ない資金で大きなリターンを得たい方におすすめの投資方法ですので、興味を持たれた方はこれを機に始めてみてはいかがでしょうか。