- ArtBlocksってどんなプラットフォームなの?
- 他のNFTプラットフォームとの違いってなに?
- ArtBlocksでどうやってNFTを購入するの?
こんな疑問にお応えします。
ArtBlocks(アートブロック)は、ブロックチェーン上にアルゴリズムをアップロードしておくことで、自動的にNFTアートが生成されるNFTプラットフォームです。
購入者はウォレットに作品が届くまでNFTを確認できませんが、ランダムにNFTが生成される独自的な販売システムに注目が集まっています。
本記事でわかること
- ArtBlocksでNFTが生成される仕組み
- 他のプラットフォームとは異なるArtBlocksの特徴
- ArtBlocksでNFTを購入する方法
本記事を読むことで、ArtBlocksの特徴や注目されている理由を理解することができます。
これからNFTを購入しようと考えている方にも役立つ情報が書かれているので、ぜひ最後までご覧ください。
ArtBlocks/アートブロックとは
ArtBlocks(アートブロック)とは、ジェネレーティブアートが自動的に生成される独自的なNFTプラットフォームです。
ジェネレーティブアートとは、「スクリプト(プログラム)で制御して生成される画像や動画」のことをいいます。
ジェネレーティブアートと呼ばれるNFTはすでに発行・販売されていますが、ArtBlocksはジェネレーティブアーティスト専門のプラットフォームとして存在しています。
またArtBlocksで発行されたNFTがOpenSeaでの取引により1800ETHで購入されたことで大きな注目を集めました。
独自のNFT生成方法と確かな販売実績によって現在では3番目の取引量を誇るNFTプラットフォームへと成長しています。
ArtBlocks/アートブロックの特徴
自動的にNFTアートを生成するArtBlocks(アートブロック)の特徴を2つご紹介します。
- ランダム要素があるジェネレーティブアート作品
- 販売手数料とロイヤリティ
さっそくわかりやすく解説していきます。
ランダム要素があるジェネレーティブアート作品
ArtBlocks(アートブロック)はジェネレーティブアートを販売するNFTプラットフォームです。
ジェネレーティブアートが生成される仕組みはブロックチェーンによって自動化しています。
まずArtBlocksを利用するクリエイターがジェネラティブスクリプト、またはアルゴリズムをアップロードします。
同時に、NFT作品の発行総数と販売価格を設定します。
この一連の情報はEthereumブロックチェーン上に格納されて仕組み化されます。
そして、ユーザーが作品を購入すると、記録されたアルゴリズムのもと、色やデザインなどランダムに作品が生成されます。
生成されたNFTはユーザーのウォレットに送付されますが、手元に届くまで作品の全貌はわかりません。
ランダムに生成される作品への期待が、ジェネレーティブアートの大きな魅力でもあります。
販売手数料とロイヤリティ
ジェネレーティブアートのプラットフォームであるArtBlocks(アートブロック)の販売手数料は10%です。
作品が購入されると、購入価格の10%がArtBlocksへ送金され、残りの金額が販売者へ送金される仕組みとなっています。
また、他のプラットフォームで二次販売された際にはロイヤリティが発生します。
内訳は次のとおりです。
アーティスト | 5% |
販売プラットフォーム | 2.5% |
ArtBlocks | 2.5% |
例えば、アーティストAの生成したNFT作品BがOpenSeaで100ETHで売れたと仮定しましょう。
アーティストA | 5ETH |
ArtBlocks | 2.5ETH |
OpenSea | 2.5ETH |
以上のロイヤリティが発生します。
販売されるプラットフォームにもメリットがある仕組みに設定されています。
ArtBlocks/アートブロックの始め方
それでは、ArtBlocks(アートブロック)を始める方法について次の3ステップで解説します。
- メタマスクと接続
- NFTを購入
- 生成要素の決定
画像を用いながら、わかりやすく解説していきます。
メタマスクと接続
まずはメタマスクをArtBlocksへ接続します。
ArtBlocksの公式サイトへアクセス。
ホーム画面右上の「connect」をクリック。
接続するウォレットの選択画面に移るので「Metamask」を選択しましょう。
メタマスクが起動して「パスワード」を求められるので入力。
作業を進めていくと、利用規約の確認画面に移ります。
文章を下までスクロールして「accept」をクリック。
ホーム画面右上の「connect」が数字列に変わっていれば接続完了です。
NFTを購入
次にNFTの購入方法を解説します。
ホーム画面上部のメニューから作品を探します。
メニュー項目の意味は以下のとおりです。
- curated collection:ArtBlocksを象徴する選別された作品
- all project:すべての作品
- artists:ArtBlocksに登録されているNFTアーティストの一覧
「all project」をクリックすると作品が一覧表示されます。
画面右の「>」をクリックすると作品のイメージが表示されます。
「open」と表示があるものが購入可能な作品です。
気になる作品を見つけたらタイトルをクリック。
概要や価格が表示されるので、問題なければ「PURCHASE MINT」をクリック。
メタマスクが起動するので、手続きを進めれば購入完了です。
生成要素の決定
取引が確認されると、生成コンテンツが表示されます。
まさに購入した瞬間にスマートコントラクトを操作して作品が生成されます。
クリエイターのアルゴリズムによって生成コンテンツは異なるので、好みのプロジェクトを選択しましょう。
作品はあくまでアーティストの意向が反映されますが、ランダムに生成されます。
これがArtBlocksの特徴的な魅力です。
普遍的な作品があれば、レアリティの高い作品がウォレットに届く可能性もあります。
実際に、ArtBlocksで生成されたNFT、「ChromieSquiggle」は二次販売で945ETH(約3億円)で取引されたこともあります。
同じ作品価格でもランダム要素が加わることで、想定以上の作品を手に入れられる可能性があります。
ブロックチェーンの技術によって生まれ変わったジェネレーティブアートに触れてみましょう。
ArtBlocks/アートブロックのまとめ
本記事では、ジェネレーティブアートを生成するNFTプラットフォームであるArtBlocks(アートブロック)について解説しました。
本記事の要約はこちら
- ArtBlocksは自動でNFTが生成されるプラットフォーム
- ランダムにNFTが生成されるため、レアリティの高い作品が届く可能性もある
- ArtBlocksの始め方は、初心者にも簡単な3ステップで可能
急成長を続けるNFT市場に、ジェネレーティブアートという新たな要素が加わり、更に注目を集める市場となりました。
ArtBlocksではランダムに作品が生成され、手元にNFTが送られるまで全貌を確認できません。
だからこそレアリティの高い作品が送られるチャンスがあるため、これまで多くの販売実績を残してきました。
今では3番目となるNFTマーケットプレイスへと成長しましたが、今後の動向にも目が離せません。