アイドルグループとコラボをして、今やとても注目を浴びているNFTトレカに興味がある方も多いのではないでしょうか?
2020年にアイドルグループ「SKE48」がNFTトレカを発行し、即日でトレカが完売になったことは有名な話ですよね!
このように、時にNFTカードは高額で取引され、新しい投資の仕方としても注目を集めています。
そこで本稿では「NFTトレカとは」ついてから「トレカの購入方法・出品方法」まで詳しく解説していきます。
初心者の方でも分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください!
NFTトレカとは?
そもそも「トレカ」とはトレーディングカードの略称です。
本来のトレカの遊び方としては、アニメのキャラクターやスポーツ選手、アイドルなどが写されているカードを集めたり、交換したりして楽しむことです。
今となっては、デジタルの世界でもトレーディングカードが遊ばれたりします。
しかし、デジタルの世界ではカードを簡単にコピーできたり、複製できたりしてしまうため、カードに価値が付きづらくなっていたのが今までの課題でした。
そこで、NFTのブロックチェーン技術を使うことで、カードに唯一性を持たすことができて、デジタル版のトレカにも価値が付くようになってきました。それを「NFTトレカ」といいます。
つまり、NFTトレカではその唯一性が担保されていることにより、カードの売買が成立したり、ゲーム内で交換したりできる訳です。
NFTトレカの3つの特徴・強み
NFTトレカには従来のトレーディングカードにはない3つの特徴・強みがあります。
一般的なトレカとNFTトレカの違いも深く理解できるかと思います。
早速、NFTトレカの特徴についてここで理解しましょう!
特徴①:唯一性がありレアカードとして価値が高い
ブロックチェーン技術によって、NFTトレカにはカード1枚1枚の唯一性が証明されています。
しかも発行枚数に上限があって複製もできないため、市場には上限数以上のカードは出回りません。
そのため、カードの希少性がより高くなることで高額取引が行われるのです。
特徴②:限定画像や動画などが見られる
NFTトレカの中にはカードのデータだけではなく、そのカードでしか見られない画像や動画などのデータが封入されているものも多くあります。
そのため、より希少性や需要が高まっているのです。
特徴③:投資感覚で売買ができる
NFTトレカの3つ目のメリットは「投資感覚で取引できる」ことです。
カードの価値が上がれば、それだけ売却した時の収益も大きくなります。
NFTトレカの3つの課題・問題点
ここではNFTトレカの主な3つ課題・問題点を解説していきます。
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
課題①:認知度が低いため新規参入者が少ない
NFTトレカは2020年ごろから注目されるようになった比較的新しいジャンル。
そのため、2021年の現時点では認知度が低く、新規参入者がまだ多くありません。
ただし、大手企業の参入や有名アイドルとのコラボなどで認知度は徐々に上がっているので将来的に市場は拡大されることが推測できます。
課題②:デジタルコンテンツでしか入手できない
当然ですが、NFTトレカはデジタルコンテンツでのみ入手が可能となります。
そのため、デジタルデバイスを使わなければカードを見られないので、現物が欲しいという方にはあまりおすすめできません。
課題③:高額になりにくい場合もある
NFTトレカはゲームやサービスの内容によっては高額になりにくい場合があります。
NFTトレカに参入している企業はまだ少ないため、多くの消費者の需要を満たしていません。
欲しがる人(需要)が少なければ、高額にはなりにくいのです。
しかし、現在では企業の参入が少しづつ増え始めているので、今後にカードの価値が高まる可能性は多いにあるでしょう。
NFTトレカの成功事例
ここからは、成功している主な事例を6つ紹介していきます。
- SKE48
- CryptoSpells
- Gods Unchained
- Sorare
- ももいろクローバーZ
- NBA Top Shot
では、1つずつ詳しく見ていきましょう。
事例①:SKE48
人気アイドルグループSKE48が2021年に売り出したNFTトレカで、国内でNFTトレカの知名度を上げるきっかけにもなりました。
卒業コンサートや12周年の公演ライブの写真がテーマで、画像だけではなく音声や映像が収録されていて、人気メンバーのカードは高額で取引されています。
また、「コインチェック」と提携しているため、高い信用があるのです。コインチェックについては後に解説いたします。
事例②:CryptoSpells
CryptoSpellsは国内でリリースされたオンラインのカードゲームで、ゲーム内でカードを使ってバトルをします。
CryptoSpellsもコインチェックと提携して運営されているため、信頼性の高い人気のNFTゲームです。
事例③:Gods Unchained
Gods Unchaineは海外でも非常に人気の高いトレーディングカードゲームです。
戦略性が高く、単純に強いカードを持っていれば勝てるという訳ではない奥深さが、人気の秘密でしょう。
より強いカードを求めてNFT取引をしたり、ゲーム内で課金したりできます。
事例④:Sorare
Sorareはサッカーを題材としたカードゲームで、現実世界の選手の戦績がゲーム内にそのまま反映されます。
選んだ選手が現実世界でよい成績を残すと、カードにポイントが加算されていきます。
事例⑤:ももいろクローバーZ
日本のアイドルグループの「ももいろクローバーZ」もNFTトレカに参入しています。
10周年記念ライブの様子を収めた画像やメッセージなどがカードに収録されており、ファンの間で高額で取引されているのです。
中には、限定の色紙がもらえる当たりパックや隠し要素などもあり、人気を高めています。
事例⑥:NBA Top Shot
今までに見たことのない早さで高騰を続けているのが、NBAのNFTトレカです。
NBAのトレカには、コートでの選手の活躍が動画データとして封入されています。
人気の高い選手のスーパープレイは、信じられないほどの高額で取引されているのです。
NFTトレカ市場の将来性がうがかえる事例です。
事例⑦:BABYMETAL
ヘヴィーメタルとアイドルパフォーマンスを融合させた女性2人組のユニット、BABYMETAL。
日本よりも先にアメリカやヨーロッパなど海外で人気に火がついたことも印象的なアーティストです。
そのBABYMETALが2021年5月に、結成10周年を記念した「METAL RESISTANCE全10章」というトレーディングカードをNFTトレカの形で発売しました。
発売元が日本ではなくアメリカの会社であるところが、BABYMETALの海外人気を物語っています。
NFTトレカに大手企業が続々と参入
NFTトレカ市場の将来性に気づいた大手企業の参入が、続々と発表されています。
2021年2月にはDeNAが、8月には電通やアクセルマークにオルトプラス、そして楽天が参入を表明しました。
また、バンダイナムコやスクェアエニックス、テレビ朝日の参入も表明されています。
これにより、アニメーションなどの映像作品からのNFTトレカ市場拡大が期待されるでしょう。
アニメーションは日本を代表する人気の高いメディアであり、世界中に発信し注目されています。
これからのNFTトレカ市場の世界的な広がりに、大きな期待が持てますね。
NFTトレカの購入方法や出品方法!具体的な始め方の手順
ここからは「NFTトレカの購入方法・出品方法を具体的な3つの手順」でご紹介していきます。
下で解説されている通りに進められれば、全く難しくはありませんよ!
NFTトレカに興味のある方はここで理解しておきましょう。
手順①:コインチェックで口座を開設する
まずは、コインチェックでNFTの取引ができる口座を作ります。
パソコンで口座を作る場合はコインチェックの公式サイトから。
スマホならコインチェックのアプリから登録してください。
その後、各種情報を入力し、口座開設に必要となる本人確認書類を提出します。
必要となる本人確認書類の一覧
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 在留カード
- 住民基本台帳 など
コインチェック以外で口座を開設する場合、仮想通貨取引所によって必要な本人確認書類が変わることがあるので注意してください。
Coincheckの概要 | |
---|---|
取扱通貨数(販売所) | 17通貨 (BTC,ETH,ETC,LSK,FCT,XRP,XEM,LTC,BCH,MONA,XLM,QTUM,BAT,IOST,ENJ,OMG,PLT) |
取扱通貨数(取引所) | 5通貨 (BTC,ETC,FCT,MONA,PLT) |
最低取引数量(OMG) | 500円(販売所) – (取引所) |
取引手数料(販売所) | 無料 |
取引手数料(取引所) | 無料 |
送金手数料 | 5 OMG |
入金手数料 | 銀行振込 : 無料 コンビニ入金 : 770円~ クイック入金 : 770円~ |
出金手数料 | 407円 |
レバレッジ取引 | – |
手順②:ログインしてサービスを開始する
コインチェックで口座を開設したら、次はNFT売買のプラットフォーム「Coincheck NFT(β版)」にログインします。
公式サイトにアクセスをすると、販売されているNFTカードの一覧が確認できます。
購入したいカードの絞り込み検索ができるので、目的のカードを表示して金額を確認しましょう。
手順③:【購入する場合】トレカを選択して決済する
決済方法は「カードを選んで購入ボタンを押せば完了」というシンプルな決済方法です。
口座やウォレットに入金していなければ購入できませんので、事前に入金しておく必要があります。
なお、「出品中」という表示があるもの以外は購入できませんので注意してください。
手順③:【売る場合】トレカを選んで出品する
不要なカードを売る際はマーケットプライスにNFTカードを売り出す(出品する)ことが可能です。
「Coincheck NFT(β版)」のマイページから自分の所有しているトレカの一覧が確認できます。まずは売りたいカードを選びましょう。
その後に、取引する通貨・金額を決めて出品です。
その後、買い手が見つかればそのまま決済に進み、出品した金額分の仮想通貨が支払われます。
まとめ
ブロックチェーン技術により複製・改ざんなどの不正ができないため、NFTトレカは唯一性が保証されていて、より希少性が高められています。
人気のカードは高額で取引されて、サービス終了後も資産として手元に残せるのが大きな特徴です。
ただし、新しいジャンルでもあるため認知度が低く、参入企業が少ないために高額で取引できるカードは一部のみなのです。
しかし近年、参入する企業が加速度的に増えてきていますので、将来性の大きな市場といえるでしょう。
また、コインチェックとの連携は、NFTトレカの信頼性を高め、安心した取引を約束してくれます。