自分が所有している3Dキャラクターを、ほかのアニメーションソフトやゲームのアバターで使用できないか、と考えたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方にはNFTを活用したプロジェクトとして新たに注目を集めている、Meebitsがおすすめです。
本記事ではMeebitsの主な特徴や購入方法などを徹底解説します。
Meebitsについて詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
Meebits(ミービッツ)とは
Meebitsとは主に3Dキャラクターの売買や交換ができるプラットフォームとして、2021年5月からサービスをスタートしました。
MeebitsはNFTアートの1種である、CryptoPunks(クリプトパンク)の提供を行っているLarva Labsが新しく生み出した、NFTを活用したプロジェクトのことです。
簡単に改ざんや偽造がされないブロックチェーン上でオンチェーンにすることで、唯一無二の価値としてロボットや人間、ブタやゾウなどの3Dキャラクターをデジタル資産(NFT)として管理しています。
主に取り扱っている3Dキャラクターは、ほかのアニメーションソフトやメタバース(仮想空間)上のアバターとしても使用できます。
また、実際に購入したキャラクターをマーケットプレイス上で二次販売することも可能です。
サービスを開始してからわずか数か月間で、すでに約2万体のキャラクターが登録されているため、非常に注目を集めているサービスだといえるでしょう。
Meebitsの主な3つの特徴
続いて、Meebitsにどのような特徴があるのかを見ていきましょう。
ここでは主に3つの特徴について、それぞれの詳細を解説します。
特徴①:メタバース上でキャラクターを動かすことが可能
Meebitsではメタバース上でキャラクターを動かせる点が、大きな特徴として挙げられます。
Meebitsは3Dキャラクターの売買や交換ができるため、キャラクターの所有権を得ることができます。
購入したキャラクターのオーナーとして、別のアニメーションソフトやメタバース上のアバターへの活用が可能です。
所有権を得ることで幅広い使い道ができることは、利用ユーザーにとっては大きなメリットだといえるでしょう。
特徴②:MeebitsDAO
Meebits内にMeebitsDAOというコミュニティがあることも、特徴の1つです。
MeebitsDAOとはキャラクターのオーナーやプロジェクトの興味を持っている人たち同士で、コミュニケーションを図るためのコミュニティです。
DAOの正式名称は「Decentralized Autonomous Organization」であり、日本語では「自律分散組織」と呼ばれています。
従来の金融システムのように管理している運営組織があるわけではなく、コミュニティに参加しているユーザー同士で自主的に運営することを指します。
このコミュニティを通じてユーザー同士のイベントが開催されることもあり、今後もさまざまな活動が行われていくでしょう。
特徴③:取引にはイーサリアムが必要
Meebits上での取引には仮想通貨であるイーサリアムが必要です。
3Dキャラクターの売買や交換などの取引を行う際は仮想通貨が必要となり、Meebitsでは決済の際に必要な主要仮想通貨をイーサリアムとしています。
また、取引を行う際にはガス代と呼ばれる手数料も発生するので、イーサリアムを多めに準備しておくことをおすすめします。
Meebitsの種類と平均販売価格
Meebitsには7つの種類があり、それぞれ発行数が異なります。
発行数が少ない種類は希少価値も高いとされていますので、金額が高くなりやすいです。
ここからは、それぞれの種類と販売価格の平均について紹介します。
Meebitsの種類
Meebitsには7つの種類があります。
Meebitsの種類
基本の種類 | 発行数 | 平均販売価格 |
DISSECTED:解剖 | 5 | 700 ETH(イーサリアム) |
VISITOR:来訪者 | 18 | 330.1 ETH |
SKELETON:スケルトン | 57 | 114.1 ETH |
ROBOT:ロボット | 72 | 105.56 ETH |
ELEPHANT:ゾウ | 256 | 26.07 ETH |
PIG:ブタ | 711 | 15.99 ETH |
HUMAN:人間 | 18881 | 3.91 ETH |
2022年1月17日時点
上記の表から分かるように、もっとも発行数が多い「HUMAN:人間」は3.91 ETHと割安になっています。
対して、もっとも発行数が少ない「DISSECTED:解剖」は、700 ETHと販売価格も高額だといえるでしょう。
このように、発行数が少なく希少価値の高い種類であればあるほど、高額な価格で取引されます。
Meebitsのプロパティと平均販売価格
プロパティとはキャラクターに付属させるアイテムのようなものです。
それぞれの発行数と平均販売価格を紹介します。
Meebitsのプロパティ
Meebitsのプロパティは12種類もの属性があります。
それぞれの発行数と平均販売価格を紹介します。
Meebitsのプロパティ
プロパティ | 発行数 | 平均販売価格 |
TATTO:タトゥー | 994 | 6.44 ETH(イーサリアム) |
JERSEYNUMBER:背番号 | 1,433 | 6.24 ETH |
EARRING:イヤリング | 2,042 | 4.68 ETH |
OVERSHIRT:オーバーシャツ | 3,210 | 5.88 ETH |
NECKLACE:ネックレス | 3,738 | 5.2 ETH |
HAT:帽子 | 4,329 | 7.66 ETH |
BEARD:ヒゲ | 4,429 | 4.57 ETH |
GLASSES:メガネ | 7,830 | 4.74 ETH |
PANTS:ズボン | 20,000 | 5.28 ETH |
HAIR:髪の毛 | 20,000 | 5.28 ETH |
SHOES:靴 | 20,000 | 5.28 ETH |
SHIRT:シャツ | 20,000 | 5.28 ETH |
2022年1月17日時点
こちらも、もっとも発行数の少ない「TATTO:タトゥー」の平均販売価格が6.44 ETHと高額になっています。
Meebitsの購入を行う場合の流れ
ここからは実際にMeebitsの購入を行う場合の流れを紹介します。
NFTのマーケットプレイスであるCoinchexk NFT(β版)で購入を行う場合と、Meebitの公式サイトから購入を行う場合の2つに分けて、それぞれの手順ごとに紹介します。
マーケットプレイスから購入を行う場合
まずは、マーケットプレイスから購入を行う場合の手順を紹介します。
さまざまなマーケットプレイスがありますが、ここではコインチェックが運営する「Coinchexk NFT(β版)」を例に手順を紹介します。
手順①:取引所の口座開設を行う
取引にはイーサリアムが必要となりますので、まずは国内取引所で口座の開設を新しく行いましょう。
コインチェックの公式サイトへアクセスし、まずは会員登録を行います。
自分のメールアドレスやパスワードなどを入力し、本人確認が終了すれば口座の開設は完了となります。
本人確認の際には、以下の書類のうちの1点が必要です。
本人確認書類
運転免許証 |
マイナンバーカード(個人番号カード) |
パスポート |
在留カード |
運転経歴証明書 |
住民基本台帳カード |
特別永住者証明書 |
コインチェック側で本人確認書類の確認が終了すれば、登録アドレスへのメールと登録住所へハガキが届き、サービスの開始が可能となります。
手順②:イーサリアムの購入を行う
コインチェックの口座開設が完了すれば、続いてイーサリアムの購入へと進みましょう。
イーサリアムを購入するために、まずは開設した口座へ日本円の入金が必要です。
口座へ直接入金するか、コンビニにて入金をするかを選べるので、自分に合った入金方法を選びましょう。
口座への入金が完了すれば、イーサリアムの購入が可能となります。
公式サイトのメニュー内にある販売所の欄にて手続きができますので、購入するイーサリアムの数量を選んで購入しましょう。
手順③:Meebitsの購入を行う
イーサリアムを入手できれば、最後はMeebitsの購入です。
コインチェックの公式サイト内にある会員ページに表示されている「Coinchexk NFT(β版)」をクリックしましょう。
すると、登録されているNFTの一覧が表示されますので、購入したい作品を検索して選びます。
表示された作品をクリックすると作品の詳細情報や金額などが確認できるので、問題なければ購入へと進みましょう。
Meebitsの公式サイトから購入を行う場合
続いて、Meebitsの公式サイトから購入を行う場合の手順を紹介します。
イーサリアムの購入を行うまでの手順はコインチェックで購入を行う場合の手順とまったく変わりませんので、ここでは簡単に紹介します。
手順①:取引所の口座開設を行う
コインチェックで購入を行う場合と同様に、まずは国内取引所で口座を開設しなければなりません。
コインチェックへの登録は公式サイトより、メールアドレスやパスワードなどで登録が可能です。
登録の際には、本人確認書類が必要となりますのであらかじめ準備しておきましょう。
手順②:イーサリアムの購入を行う
口座の開設ができれば、実際にイーサリアムの購入を行います。
口座へ日本円を入金し、公式サイトのメニュー内にある販売所よりイーサリアムの数量を入力して購入しましょう。
手順③:ウォレットへ送金する
公式サイトより購入を行う場合は、イーサリアムをあらかじめウォレットへ送金しておく必要があります。
ウォレットとはいってもさまざまな種類があるので、今回は初心者の方でも使いやすい「Metamask」を例に手順を紹介します。
Metamaskへの登録は公式サイトより手続きが可能です。
まずは自分のブラウザへMetamaskをダウンロードしておくことをおすすめします。
Metamaskへの登録の際にバックアップフレーズが表示されますが、これはパソコンやスマートフォンを紛失・故障した際に必要となるので必ず保存しておきましょう。
バックフレーズがあれば自分以外の誰でも確認できてしまうので、他人に見られないところに保存することがおすすめです。
手順④:Meebitsの購入を行う
最後にMeebitsの購入を行います。
購入するためにはMeebitsの公式サイトとMetamaskを連携させる必要があるので、まずは公式サイトへと移動しましょう。
ページ右上にある「Allow Wallet Access」をクリックすると、Metamaskのパスワードを入れる画面へ移動するので、パスワードを入力します。
これで公式サイトとMetamaskの連携は完了となるので、あとはメニューの「All Meebits」よりマーケットプレイスへと移動をして、購入したい作品を選びましょう。
作品を選ぶと購入画面へと移動するので、キャラクターの金額を確認して「Trade for this Meebit」をクリックすると、購入手続きは完了となります。
Meebitsへ出品を行う際の流れ
ここからは、Meebitsの出品を行う際の手順を紹介します。
こちらも、コインチェックで出品を行う場合の手順とMeebitsの公式サイトより出品を行う場合の手順を2つに分けて、それぞれの手順を紹介します。
マーケットプレイスから出品を行う場合
最初に、マーケットプレイスから出品を行う場合の手順を紹介します。
購入手順と同様に、ここでもマーケットプレイスはコインチェックが運営する「Coinchexk NFT(β版)」を例に紹介します。
手順①:マイページへ移動しウォレットを連携させる
まずはCoinchexk NFT(β版)の公式サイトから会員登録を行いましょう。
登録時にはメールアドレスやパスワード、本人確認書類が必要となるのであらかじめ準備しておくことをおすすめします。
会員登録ができれば、Coinchexk NFT(β版)のサイトへとアクセスしてログインを行いましょう。
このとき、Coinchexk NFT(β版)とウォレットのMetamaskを連携させます。
手順②:出品するMeebitsを選択する
マイページへ移動すると自分が所有しているMeebitsの一覧を確認できるので、出品したい作品を選びましょう。
出品する作品をクリックすると作品の詳細情報が表示されるので、出品する金額を設定して完了です。
このとき、出品者は売却後に受け取りたい通貨を選択でき、購入者は選択された通貨のみで購入することとなります。
Meebitsの公式サイトから出品を行う場合
続いて、Meebitsの公式サイトから出品を行う場合の手順を紹介します。
手順①:公式サイト上の「Trade」へ移動する
まずは公式サイトへとアクセスしましょう。
サイトのトップページの上部にあるメニューの「Trade」を選択します。
選択すると、出品をする際の条件を設定する画面が自動的に表示されます。
手順②:販売条件を設定し出品する
表示された設定画面に販売条件を設定して出品を行います。
Tradeの画面では自分が所有しているMeebitsの一覧を確認することが可能ですので、出品したい作品を1つ選びましょう。
出品する作品の金額や販売したい期間などを設定できるので、すべての設定が完了すれば「Approve and Sign Trade」をクリックします。
ここまでで、出品を行う際の手順はすべて完了となります。
Meebitsとは3Dキャラクターの売買や交換ができるNFTプロジェクト
いかがでしたでしょうか?
Meebitsとは2021年5月に新しくリリースされた、NFTプロジェクトの1つです。
3Dキャラクターの売買や交換ができ、リリースからわずか半年の期間ですでに約2万体のキャラクターが登録されるなど、大きな注目を集めています。
メタバース上でキャラクターを動かすことができることや、MeebitsDAOというコミュニティで運営に関われることが大きな特徴です。
マーケットプレイスから購入を行う場合とMeebitsの公式サイトから購入を行う場合で、購入方法が異なりますが、どちらも国内取引所で口座を開設する必要があるので注意しましょう。
イーサリアムを所有していれば、3Dキャラクターの売買や交換ができるので、これを機に始めてみるのはいかがでしょうか?