日本のファッションブランドファセッタズム(FACETASM)は2021年7月に132万円のNFTアートを販売したブランドです。
さらに2022年3月にはメタバース内で使用できるファッションアイテムの販売を開始しました。
そこで本記事では、ファッションブランドでありながらNFTやメタバースに参入をみせるファセッタズム(FACETASM)について以下の内容で解説していきます。
- ファセッタズム(FACETASM)がリリースしたNFTとブランドの詳細
- ファセッタズム(FACETASM)が販売を開始した注目のメタバースファッションアイテムについて
- NFTとメタバース業界へ積極的な姿勢をみせるファセッタズム(FACETASM)の将来性について
本記事を読むことで日本のファッションブランドであるファセッタズム(FACETASM)の動向について理解できます。
ファセッタズム(FACETASM)の名前を聞いたことがない方にも、わかりやすく解説していますのでぜひ最後までご覧ください!
ファセッタズム(FACETASM)初のNFT
2021年7月2日、日本のファッションブランド「ファセッタズム(FACETASM)」によって出品されたNFTが約132万円の価格で取引されました。
ファセッタズム(FACETASM)はアート活動の一環として初のNFTアート「FACETASM #001 – Drip Painting」をリリース。
当NFTはファセッタズム(FACETASM)が手がけた2018-19年秋冬コレクションで披露されたアーカイヴグラフィックやテキストスタイルをもとに制作されました。
さらにドリップペインティングと呼ばれる絵の具をキャンバスに垂らして描く手法が採用されており、大胆なイメージを受ける作品となりました。
ファセッタズム(FACETASM)のNFTは世界最大級のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaで取引されました。
現在(2022年5月)も価格オファーにて交渉のチャンスはあるので、興味がある方はOpenSeaで取引してみてはいかがでしょうか。
ファセッタズム(FACETASM)とは
日本のファッションブランドファセッタズム(FACETASM)について、以下4つのポイントで解説していきます。
- デザイナー落合宏理による日本のファッションブランド
- ファミリーマートとコンビニエンスウェアを展開
- メタバースアイテムをリリース
- ファセッタズム(FACETASM)の今後の将来性
NFTだけでなくメタバースとの関連があるブランドですので、ぜひ一読ください。
デザイナー落合宏理による日本のファッションブランド
ファセッタズム(FACETASM)はデザイナー落合宏理氏によって設立された日本のファッションブランドです。
「常に新しい顔を持ち、プライドを持って挑戦し続けること」をコンセプトとして、これまであらゆるコレクションをリリースしてきました。
そんなファセッタズム(FACETASM)は以下のあらゆる企業とのコラボレーションを実現させてきました。
- THE WOOLMARK COMPANY
- Coca Cola
- NIKE AIR JORDAN1
さらにブランドの実績を評価され、下記する様々な受賞や特別な舞台への出演を果たしています。
- リオ2016 オリンピック・パラリンピック競技大会閉会式のセレモニー衣装制作を担当
- 第34回 毎日ファッション大賞「大賞」受賞
- 第55回 日本だっション・エディターズ・クラブ「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」受賞
現在では、全国的に店舗を展開する大手コンビニ「ファミリーマート」において、落合宏理氏がデザインした衣類が販売されています。
またオンラインストアやファミリーマートだけでなく、北海道から沖縄県まで全国にわたって40店舗以上を展開しているブランドです。
ファミリーマートとコンビニエンスウェアを展開
2021年3月、ファセッタズム(FACETASM)の落合宏理氏とコンビニ大手ファミリーマートは、コンビニエンスストアで買える衣類ブランドConvenience Wear(コンビニエンスウェア)を立ち上げました。
下着や靴下はもちろんTシャツやリュックの販売もおこなっており、2021年度にはグッドデザイン賞を受賞しているブランドです。
また、デザインだけでなく素材にもこだわりをみせており、Paircoolと呼ばれる独自の機能素材を有したインナーを販売しています。
現在(2022年5月)ファミリーマートの国内店舗数は約1万7千店舗あるため、ブランドのリリースによって瞬く間に認知されました。
コンビニでの衣類販売は革新的かつ需要を満たすサービスであるため、今後の成長と展開に期待がもてます。
メタバースアイテムをリリース
2022年3月1日、ファセッタズム(FACETASM)はブランド史上初となるメタバース専用のファッションアイテムをリリースしました。
リリースされたメタバースファッションアイテムは以下の3点セット、イメージ動画もあわせてご覧ください。
- ミリタリージャケットBUG MA-1
- リブスウェットパンツ
- リブTシャツ
当アイテムはメタバースの参入支援をおこなうプラットフォーム、「POLYGON TAILOR IMPORT」が提供する100種類以上のアバターに対応できる仕様となっています。
さらに購入特典としてファセッタズム(FACETASM)の2021年春夏シーズンに登場したキャラクターである「レックレックアーヒーモンスター」が無料で配布。
アバターとして使用できるアイテムが提供されました。
メタバースファッションアイテムは3点セットでの販売となっており、税込み4,000円の価格で特設サイトより購入できます。
ファセッタズム(FACETASM)の今後の将来性
結論からお伝えすると、ファセッタズム(FACETASM)は今後も新たな施策を取り入れながら邁進するファッションブランドではないかと考えられます。
ファセッタズム(FACETASM)は2007年設立後、約15年の間にも関わらずCoca ColaやNIKE AIR JORDAN1など大手企業とのコラボレーションや数々のビックイベントへの関わりを持っています。
さらに注目していただきたいのはブランド初となるNFTが取引されたタイミングです。
ファセッタズム(FACETASM)のNFTが取引されたのは2021年7月ですが、非常に速いタイミングでNFTが販売されています。
つまり、多くの企業がNFTに関心を示していなかった2021年よりNFTのリリースを計画しており、早期参入を果たしていたのです。
2022年にはメタバースのファッションアイテムを手がけていることから、今後もNFTやメタバース業界へ積極的に参入してくる可能性が考えられます。
今後も新たなNFTやメタバースアイテムがリリースされる可能性も十分あるため、今後の動向にも注目しておきたいブランドの1つです。
ファセッタズム(FACETASM)のNFTまとめ
本記事では、日本のファッションブランドファセッタズム(FACETASM)のNFTやブランドの動向について解説しました。
本記事の要約
- ファセッタズム(FACETASM)のNFTは2021年7月と比較的早期に取引されたNFTアート
- ファセッタズム(FACETASM)はCoca Colaなど数々の大企業とのコラボレーションを実現しているブランド
- NFTやメタバースといったWeb3.0市場へ積極的に参入していることから、今後の展開にも注目
ファセッタズム(FACETASM)の代表である落合宏理氏は、コンビニ大手ファミリーマートとのパートナーシップがある人物です。
ファミリーマートは台湾の仮想通貨取引所「BitoPro」との提携もおこなっているため、将来的にファセッタズム(FACETASM)のNFTがコンビニに並ぶ日も来るのかもしれません。
とはいえ数々の参入障壁も十分考えられるため、今後の動向に注目して情報を収集したいところです。